ルカ ラヌッチさん(イタリア出身)&梨絵さん(大洲市出身)夫妻
自然の中でのびのび育ってほしい。 子どもたちへのそんな願いから、 西予市への移住を決めました。
ルカさん夫妻がアメリカ・ニューヨークから西予市へと移住してきたのは約3年前のこと。
「2人目の娘が生まれ、都会ではなく自然の中で子育てをしたいと考えるようになりました」と梨絵さんは言います。
当初はハワイなども移住先候補だったそうですが、梨絵さんの祖父母が西予市内で暮らしていたこともあり、最終的にこの地への移住を決めたのだそうです。
イタリア出身のルカさんが抱いた西予市の第一印象。それは「とにかく自然がいっぱい」というものだったとか。
ローマ近郊の農村地帯出身ということもあり、どこか通じるものがあったのかもしれません。
周囲の人たちのサポートもあり、ルカさん一家の新生活がスタート。
2人は梨絵さんの祖父が持っていた空き家の一部を自分たちで改装し、小さなパン工房を開くことにしました。
「パン作りに使う水も普段の飲み水も、車で数分の場所にある名水百選『観音水』を使っているんですよ」と話す梨絵さん。
3日1度、ポリタンクを抱えて水を汲みにいくのはルカさんの役割なのだそうです。
「自分たちで開墾した畑ではナスやタマネギなどの野菜も採れますし、近くの牧場からはパニーニに使うカマンベールチーズを仕入れることもできます。
『食』という面では、本当に豊かな暮らしができていると思います」。
6歳と4歳になる娘さん2人は、今は近くの保育所に通園しています。
「保育園のイベントなどでも自然とふれあう機会が多く、毎日、都会では絶対にできない体験を重ねてくれているはず」とはルカさんの言葉。
休日には家族そろって知人が主催する自然観察イベントに参加するなど、理想的な「いなか暮らし」を実践されているようです。
「のんびりと暮らしてはいますが、パンを焼いて、野菜を育てて…実はやらなきゃいけないことがたくさんあって(笑)。
毎日の密度の濃さに、私たち自身が驚いています。」そう楽しそうに語る梨絵さんの、生き生きとした表情がとても印象的でした。
プロフィール
2014年10月に西予市へと移住。以前はニューヨーク・ブルックリンに居住し、ルカさんはワインバーテンダー、梨絵さんはダンサーとして活躍されていました。現在は、6歳、4歳の娘さんとともに西予市明間に居を構え、パン工房「RANA PAN BAKERY」を営むお2人。毎週土曜には工房店頭でパンやケーキの直売を行っているほか、平日を中心に近隣の道の駅などで出張販売もされています。
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まちづくり推進課
電話番号: 0894-62-6403
メールアドレス:machidukuri@city.seiyo.ehime.jp
更新日:2018年01月04日