|
 |
| 野村茅葺き民家交流館「土居家」 |
 |
| |
かつて・・・伊予と土佐を結ぶ街道の宿場として栄えた旧・惣川村「天神」。この山里に残る庄屋屋敷『土居家』は、江戸時代の後期-文政10年(1827年)の建築と伝えられています。
母屋(本宅)は、この地方の生活様式と軸組み建築工法を伝える貴重な歴史遺産として、昭和43年に町の有形文化財に指定されています。
今回の大改修では、建築当時の雄姿を忠実に守るために復元し、その価値を後世に残すことといたしました。
「茅葺き木造民家」としては四国最大級の規模と歴史を持つ『土居家』。その茅葺き屋根と軸組み部材の大きさ、樹齢数百年の屋敷林を背景にたたずむ姿は、180年余りの歳月を経た今もなお、訪れる人に感動と郷愁の想いを与え続けています。
今の暮らしに慣れ過ぎた私たちに、ゆっくりと流れる時間、自然に癒(いや)される心・・・、そして本当の豊かさとは何だったのかを問いかけています。
土居家の歴史は、寛文8年(1668年)に野村町白髭から初代土居通政氏が転勤を命じられ、惣川・土居家の歴史が始まりました。
以来10代にわたり惣川の庄屋を務められました。現在の通重氏は13代目にあたります。 この間、土居家が庄屋を勤めた200年余りは、腕を振るい村を治め、宇和島藩の信用も厚く、苗字帯刀御免と地位も高かったそうです。
|
 |
| |
土居家は、四国に存在する茅葺き民家の中では最大級といわれています。その規模は、茅葺き入母屋造りで、間口12間余り(25m)・奥行き6間(12m)・高さ13m・建坪約91坪と、標準的な茅葺き民家の4倍はあります。建築年数は、1度焼失した後の文政10年(1827年)と言われています。大工は窪野(城川町)の作蔵と言われていますが、山口県の周防大工に建てさせたとの説もあり、定かではありません。
しかし、今回の修復で、正確な屋根や柱の配置構成がなされていることが分かり、その技術の高さが伺われます。木材は、近くの山の原生林から切り出されたと考えられ、土地の素材から造られた建物です。
その材料は一つ一つが圧倒的に大きく、この家を支える大黒柱は1辺が52cm・長さが10mもあり、現在の建築様式なら、この1本で1軒分の部材がとれると言われています。(材質は松)梁は、直径1mほどの材木が1対で使われています。また大黒柱に繋がる最上段の棟木は、土居家の中央を突き抜け、1本で約20mもあり、40トンにも及ぶ茅葺き屋根を支えています。
土間にある大きなお釜は、元禄時代から造り酒屋を営んでいた名残であり、最盛期には、1日10俵もの酒米を蒸して、大きないくつもの樽に酒を仕込んでいたそうです。
土居家は母屋・離れ・渡り廊下の3棟からなり、母屋は畳の部屋が8部屋あり(2階も含む)、全部で60畳にもなります。
主に主人は8畳の部屋を使って、一般の者が出入りすることが許されていませんでした。1番広い21畳の部屋は、女衆・男衆部屋の二つに分けられ、使用人だちが寝泊まりをしていました。
2階立ての離れには、それぞれの階に6畳・4.5畳・4畳の3部屋があり、明治の初めに建築されました。1階には茶室もあります。 |
| |
 |
大黒柱
建物の中心にあって、この家を支えている大黒柱。『土居家』を象徴するこの柱は、52cm角で高さが10mもある松の巨木が使われています。
|
|
 |
せがい造り
軒を深く突き出して大屋根を構成する「せがい造り」。かつての豪農の家の象徴的な造りで、家を風雨から守ると同時に、建物の軸組みをひき締めて構造上の強度を高めています。 |
|
 |
梁・軸組みの構造
大黒柱をはじめ、幅60cmもの差鴨居(さしがもい)や三重に重なる巨大な梁(はり)など、構造部材の大きさは感動的でもあります。
大黒柱の最上部で家を貫いて横たわる牛木は、20mもの巨材が用いられ、大屋根をささえています。
|
 |
|
 |
離れ
離れ 離れは明治時代の建築で、この建物も既存の姿のまま修復されています。金閣寺を模したといわれる茶室風の建物で、各階の床の間や茶室、戸袋に見られる鏝(こて)絵など、当時の主人の風流心が感じられます。
|
| |
 |
|
 |
座敷と欄間
母屋・本座敷の床の間。表座敷との境をへだてる「欄間」は、量一畳分もある一枚板が使用されています。 |
|
 |
茶堂
周辺では、地域の人々の手によって茅葺き茶堂が復元されるなど、地域文化や農村景観を大切にした地域づくりの気運が生じています。
|
|
◆
ご利用案内
土居家は、惣川地域の都市と農村との交流拠点、地域活性化の核として、宿泊機能を備えた研修・体験学習施設として、運営しています。土居家を訪れる方々に、農村景観を含めた惣川地域の良さをゆっくり楽しんでいただける事と思っています。
宿泊・研修・食事のご利用は、予約制となっております。下記までご連絡下さい。 また、施設を使った田舎ならではのさまざまなイベントも企画中です。案内につきましてはホームページ上で公開いたしますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
○宿泊、施設使用とも予約が必要です。
○食事につきましては、地元の素材を生かしたうどん・ソバの定食があります。(地元のものです。売り切れの場合もありますので、来館時にご予約下さい。)
|
| |
●使用料
| 区分 |
基本使用料(4時間以内)
|
追加使用料(1時間毎) |
備考 |
| 大人 |
1人当200円 |
基本料の1割加算 |
大学生以上 |
| 小人 |
− |
− |
小・中・高校生 |
|
●宿泊料(食事は別料金です)最大宿泊数15人
| 区分 |
1人1部屋使用 |
2人以上1部屋使用 |
備考 |
| 大人 |
5,000円 |
3,000円 |
大学生以上 |
| 小人 |
3,000円 |
2,000円 |
小・中・高校生 |
|

| |
 |
住 所 |
:愛媛県西予市野村町惣川1290番地
|
 |
電 話 |
:0894-76-0636 |
 |
FAX |
:0894-76-0636 |
 |
営業時間 |
:9時〜17時 |
 |
休館日 |
:毎週月曜日(祝日及び振替休日にあたるときはその翌日)、年末年始(12月29日から1月3日) |
 |
入場料 |
:無料 |
 |
駐車場 |
:有り 20台 |
|

|