藤田 恭裕さん(愛知県知多市出身)

移住のきっかけは、地域おこし協力隊。現在は西予市の魅力を知り 産品と人をつなぐ合同会社の代表として活躍しています。

藤田さんが東京から西予市へと移住してきたのは約5年前のこと。

東京でマルシェの仕事をしていた時、生産者の方から「もっと地方の生産地を見るといいよ」と助言を受けたのがきっかけで、西予市が募集をしていた「せいよ地域おこし協力隊」に応募することを決断したそうです。

たくさんある地域おこし協力隊の募集の中から、なぜ、西予市を選んだんですか?

「たまたまネット検索をしていたところTOPのところに西予市が出てきたので調べたところ、西予市は海から里、山まであり日本で採れる産品が一つの町でほぼ集まります。それが、私にとっての理想の町だったことが決断した理由です」と藤田さんは誇らしげに話してくれました。

藤田さんが地域おこし協力隊として任期中に取り組んだことは、まず地域行事や地域の会合に参加しながら、地域の資源や課題の発見に務めました。そして、自分が山エリアに着任したことから、海エリアの協力隊の仲間と共に連携することで、海側の産品と山側の産品を取り扱った移動販売を行い、前職の経験を活かした買い物難民のサポートとして地域の困りごとに率先して取り組んでいた。

約2年前に地域おこし協力隊の任期も終了し、現在は在任中に設立した合同会社メニークエスト代表として会社を運営。

主な業務は、城川町の特産である栗と柚子を使った加工品の製造や販売です。

現在、取り扱っている商品は独自で開発した栗のパウンドケーキや栗茶、柚子茶、ゆずコーラなどがあり、特にモンブランは地元のお母さま方のご協力の元、手作りで製造販売をおこなっている。

「地域の雇用を生めている点は、仕事をやる上で、自信にもつながっています。」

「これも、地域おこし協力隊を経験したからこそ芽生えた商品の発想力や人とのつながりだと思っています」と藤田さんは清々しい顔でお話してくれました。

仕事面で移住をして変わったことはありますか?と、聞いたところ「都会では自分のペースで仕事ができていなかった。地方では自分のペースで仕事ができ、良い自然環境の中で気持ちにも余裕が生まれる点がよかったです」と、今日一の笑顔で話してくれました。

仕事場も車で15分圏内の場所にあり、比較的短い移動時間もスローライフにつながっている要因の一つでしょう。

藤田さんの今後の夢は「地方と都会を行き来し、地方では農産品をつかった商材をつくり、都会で農産物や農産加工品を販売することです。また、都会ではできなくて、地方ではできることをシステム化し、地方で新たな雇用を生むことで地方の経済力を高めたい」と熱い思いを抱いていました。

プロフィール

愛知県知多市生まれ。 2014年9月に「せいよ地域おこし協力隊」として西予市へと移住。以前は東京都杉並区に居住し、マルシェの企画・運営の仕事をされていました。現在は「合同会社メニークエスト」を2017年9月に設立し代表として城川町の特産品奥伊予栗や柚子を使用したモンブランやゆずゼリー、ゆずコーラなどの加工品の製造・販売を中心に忙しい日々を送られています。現在、仕事もプライベートでもパートナーを募集中です!!(笑)

移住定住に関するお問い合わせ先

まちづくり推進課
愛媛県西予市宇和町卯之町三丁目434番地1
電話:0894-62-6403
ファックス番号:0894-62-6501​​​​​​​

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