産業見学体験ツアーの様子

狩江 段々畑

この度、西予市では「移住交流産業見学体験ツアー」を2月9日~12日(3泊4日)の4日間で実施いたしました。

今回の体験では関東各地から男性3名、女性2名の5名様が来市し西予市の自然の魅力と海・里・山の産業を見学、体験していただきました。

一つ一つの体験を通じて西予市への移住を検討いただけたらと思っています。

狩江 段々畑2

【1日目】

1日目は、西予市明浜町(海エリア)にて「狩浜の段々畑」の景観を楽しみ、その後、株式会社地域法人無茶々園さんに明浜の柑橘産業についてお話しや

無茶々園の歴史についてお話しいただきました。

参加者の皆さまは「日本一美しく穏やかな海 宇和海」と石灰岩で積みあがった段々畑の景観に終始感動していました。

その他にも市内の空き家も見学していただきました。

狩江段々畑3

「狩浜の段々畑」この日は前日まで続いた寒波で、非常に珍しく雪が園地を覆っていました。

地元の方でも、ここまでの積雪量は初めての体験とのことでした。

狩江小

廃校を利活用した取り組み。

地元の大工さんの趣味がきっかけで始めた、木材を使ったダジャレを交えた作品が展示されたアトリエと無茶々園さんの本社を見学していただきました。

宇和盆地に出現中の藁マンモス。雪が降るとまるで氷河期にタイムスリップした様にも見えます。(それふうつやけん西予市)

【2日目】

2日目は西予市宇和町(里エリア)で仕事情報にも掲載をしている「おがた蒲鉾さん」にお邪魔し、かまぼこ作りの工程を見学したり、じゃこ天作りを体験したりしました。

見学後にいただいたご試食商品は、すべて絶品で、特にじゃこ天は都市部のスーパーなどで食べるものと比べ、ふわふわで初めての食感と美味しさに皆さん大満足でした。

午後からは三瓶町(海エリア)の産業の一つでもあるアジの一本釣りについて学びました。

日本三大瀬付きあじ「奥地あじ」についての説明を聞き、実際に本場のアジを「あじ飯」または「あじのあらい」で食べていただきました。

午後のもう一つの体験は、シルクとミルクの町 野村町(里山エリア)に移動し「シルク博物館」で繭玉から伊予生糸になるまでの工程の見学と手織り機を使ったコースター作りを体験していただきました。

おがた蒲鉾

施設の方から会社概要や施設見学にあたっての説明。

かまぼこの工程説明を皆さん真剣に聞き入っていました。

かまぼこ、じゃこ天、ちくわなど、色々な工程を見学させていただきました。

かまぼこが出来るまでの工程に皆さん釘づけ。

 

じゃこ天作りに挑戦です。

思うように「じゃこ天」の形が作れず、体験された方はとても苦戦していました。

一本釣りで前日に釣り上げられた黄金の瀬付きアジ。「奥地あじ」ここ三瓶では活かしでいただきます。

マルウ水産の宇都宮さまから「奥地あじ」についてのご説明をしていただきました。

瀬付アジとは海を回遊せず、一つの天然礁(瀬)に住みついて豊富で良質なエサを食べて成長するアジのこと。

あじ飯、別名(ひゅうが飯)

あじのあらい

眞子内親王 ご給桑の繭

繭から伊予生糸になるまでの工程を見学。

皆さんはちろん初めての光景です。

伊予生糸の仕上がりがこちら。

繭ひとつで約1.5kmの糸がとれるとのことです。

地域おこし協力隊(西予版田舎で働き隊)の山口さんも織姫さんとして活動しています!

皆さん真剣な眼差しでコースター作りに没頭中

縦の糸と横の糸を綺麗に織り成し、世界で一つだけのコースターを作製してお土産にお持ち帰りいただきました。

【3日目】

3日目は西予市野村町(里山エリア)、城川町(山エリア)の産業を体験していただきました。

昨日はシルクの体験でしたが本日はミルクの体験です。

午前中は特産品加工施設ホワイトファームで野村町特産ミルクの加工の基礎的な知識と技術を体験しました。

ミルクと生クリームを手でカシャカシャ振りに振ってバター作り体験です。

午後からは城川町で手作りソーセージ作り体験をドイツ人マイスター直伝の技をお持ちの徳村さんのご指導の元、皆さんにチャレンジしていただきました。

地方ではこのような手に職がある方は、一つの強みにもなります。

ここは北海道?

いいえ。愛媛県西予市です!

まさか、西予市でバター作りを体験できるとは皆さん想像もしてなかったと思います。

ミルクと生クリームが入った容器をみんなでカシャカシャカシャ♪

現在は機械化が進み貴重な体験です。

約10分程、筋肉痛を恐れず振り続けると特製のバターの出来上がりです。

その場でパンなどにつけてお召し上がりいただいたり、残りはお土産に晩御飯や翌日の朝食で食べていただきました。

ドイツ人マイスター直伝の技で作る、手作りソーセージ作りを体験。

お肉をコネコネします。

お肉をコネ終わると豚の腸袋に注入!

皆さん上手に、美味しく仕上がりました。

【4日目】

最終日、4日目は西予市宇和町(里エリア)にある特殊な手法で作り上げ和紙アートの工房がある「りくうさん」と城川町(山エリア)遊子川地域で活動している「リコピンズさん」にご協力をいただき、体験と(移住者として)のお話し、ランチをいただきました。

この日は実際に移住された方の声をリアルに聞くことができました。

(移住のきっかけは?移住してからのお仕事は?ライフスタイルは?移住前と移住してからの違いは?など)

 和紙工房 りくうの佐藤さんは、この地区にある、名水百選にも選ばれている「観音水」に惚れ込み、移住し、特殊な手法で和紙のモビールや3Dデザインを用いて和紙アートを作製しています。 現在、世界でも注目されている一人です。

今回、なかなか体験できないモビール作りを参加者の皆さんに体験していただきました。

皆さん綺麗に仕上がっていました!

若干、隙間が空いているのが、りくうさんの和紙アートの特徴です。

3Dアートの和紙は今までにないデザインと技法でライトを入れると本当、感動の作品です!

〈城川町遊子川地区〉

トマト農家のお母さん方で作られた団体「ザ・リコピンズ」の本拠地 食堂ゆすかわへ 数年前まで遊子川地区に関わっていた中井係長から「リコピンズ」を立ち上げた経緯についてもお話しをしてもらいました。

市内の産品や地物の食材を使用したリコピンズ日替わりランチ

リコピンズの加工商品もふんだんに使用しています。

約15年前に奈良県から移住された辻本さんに移住の経緯やリコピンズという団体の活動についてお話しをいただきました。 移住者の声は、移住を考えている皆さまには貴重なお話しと参考になる部分がいくつかあったかと思います。

4日間という短期間でしたが、西予市を見て・聞いて・体験して肌身で感じて、移住へのイメージを体感していただきました。 今後も西予市の暮らしを知ってもらう為、年数回この様な移住交流体験事業を行って参ります。  

移住定住に関するお問い合わせ先

まちづくり推進課
愛媛県西予市宇和町卯之町三丁目434番地1
電話:0894-62-6403
ファックス番号:0894-62-6501​​​​​​​

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