【報告】「平成30年7月豪雨災害西予市追悼献花式」市長式辞

更新日:2021年07月12日

令和3年7月7日に乙亥会館で執り行いました「平成30年7月豪雨災害西予市追悼献花式」での市長式辞を掲載します。

式辞

平成三十年七月豪雨災害から三年の節目を迎えるにあたり、西予市民を代表いたしまして、お亡くなりになられた六名の御霊に哀悼の意を表するとともに、ご遺族の皆様に謹んでお悔やみ申し上げます。

また、被災された皆様におかれましては、暮らしや住まい、なりわいの再建を目指し、不安を抱えながらも、前へ前へと歩みを進めてこられた三年間であったことと存じます。

その過程では、多くの困難に直面したことと拝察いたしますが、それらに立ち向かい、乗り越えてこられていることに、心より敬意を表したく存じます。

この一年間を振り返りますと、昨年十一月に、新・野村保育所とせいよ東学校給食センターの復旧が完了し、運用を再開することができました。さらに、今年に入り、二カ所の復興団地の整備が完了し、災害公営住宅への入居、定期借地での自宅再建が進んでいます。

こうして復旧・復興が着実に進展していることに、改めまして西予市民、企業、団体に対し、厚く感謝申し上げます。

しかしながら、復興への道のりは、道半ばでございます。

今後、肱川の河川改修が本格的に進んでまいります。実施主体である県、そして野村ダムの管理者である国との連携も強化し、野村地区河川整備促進協議会をはじめ市民の皆様と一丸となり、早期の改修実現に向けて取り組んでまいります。

さらに、野村ダムの改良事業につきましても、下流域の皆様の安全安心な生活を確実なものとするためにも、早期実現に向けて、国に対し働きかけをしてまいります。

また、「のむら復興まちづくり計画」に基づく「野村高校菜園試行プロジェクト」をはじめ、このまちをより良いものにしていこうとする市民の皆様の活動が進展しています。市も、その活動を伴走支援してまいります。

豪雨災害に加え、新型コロナウイルス感染症が追い打ちをかけ、市民生活、地域経済ともに大変厳しい中ではございますが、復興に向けた歩みを止めることなく、その道筋を明らかにしながら、市民と共に、着実に進めてまいりますので、引き続き、皆様のご理解とご協力のほどお願い申し上げます。

結びに、ご遺族や被災者皆様の今なお変わることない深い悲しみや苦しみに思いを致すとともに、西予市民の末永いご平安を心からお祈り申し上げ、ご挨拶といたします。

令和三年七月七日

西予市長 管 家 一 夫

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