【報告】第29回全国「かまぼこ板の絵」展覧会入賞発表
応募作品6,157点の中から、厳選な審査のもと大賞に輝いたのは、
「よあけに」中村るつさん(石川県)33歳の作品です。
◆受賞者の声
「かまぼこ板の絵大賞」という素晴らしい賞を頂く事ができ大変うれしく思います。
いつも支えてくれる家族や友人、職場の方々、そしてギャラリーしろかわの皆様、
この素晴らしい展覧会に関わる全ての方々に感謝申し上げます。
現在私は輪島塗の沈金職人として石川で働いています。元旦の震災でいまだに輪島、
能登半島は大変ではありますが、そんな中でも皆さんに輪島塗の良さを知ってもらいたい、
その様な気持ちを込め「よあけに」を制作しました。
【応募のきっかけ】
沈金を知ってもらうため
◆伊東 正次審査員長 講評
大 賞「よあけに」 評
最初にこの作品を手に取った瞬間、「おお」と、声を上げました。
「あの」かまぼこ板が素敵な漆器に大変身しているではありませんか。
草花の中から立ち上がるマリア様と天の光へ向けて羽ばたこうとする天使の羽。
沈金という漆の技法と図像の構成力や見せ方にも敬服。
そして「よあけに」というタイトル。復興を願う輪島や被災地域の人々の「祈り」と
そして「誓い」を込めた素晴らしい作品だと思います。
全国「かまぼこ板の絵」展覧会
審査員長 伊東 正次
第29回入賞者(144名)は、添付資料のとおりです。
入賞された皆様、おめでとうございます。
第29回全国「かまぼこ板の絵」展覧会は、令和6年7月22日(月曜日)~令和7年1月13日(月曜日・祝)まで開催します。
※今回の大賞をはじめとし、応募作品すべてを展示します。
この記事に関するお問い合わせ先
ギャラリーしろかわ
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更新日:2024年06月12日