【報告】(野村分館 )おすすめ本紹介(5月)

更新日:2025年05月10日

本はただの紙ではありません。

そこには作者がいて、対話し、思索を深めることができます。

また、自分では上手く言葉にできない感情や状況も、

卓越した描写で切り取ってくれますね。

読書しながら笑ったり泣いたり憤ったり。

また、そんな言葉が聞きたかったと感激したり。

理解が深まることで人生が広がる読書。

一日に一行でもいい、本を手にとってみよう。

多々ある本の中から、毎月何冊かを紹介します。

未知なる本、いつか読んでみたい本に出会えるガイドブック

『ずっと幸せなら本なんて読まなかった 人生の悩み・苦しみに効く名作33』

三宅香帆:著 幻冬舎:発

松本清張の新入荷文庫

『生けるパスカル 新装版』KADOKAWA:発

表題作ほか『六畳の生涯』を併載。

巨匠清張といえば『砂の器』や『ゼロの焦点』『点と線』などが著名だが、

短編、中編にも名作が多々あり。

本収録作ではないが、『書道教授』という短編もおすすめ。

清張作品は様々な作品がドラマ化されており、原作・映像両方楽しめると良い。

「高齢者向け漫画」「福祉漫画」「認知症関連、健康を考える本」各種

『ひろぽと暮らせば』 三丁目いちこ:著 ワニブックス:発

認知症を患った義理の父・ひろぽを観察、記録した、愛に溢れたイラストエッセイ。

『もうすぐ50歳調子のいい日がほとんどありません』(コミックエッセイ)

フカザワナオコ:著 幻冬舎:発

『48歳で認知症になった母』

美齊津康弘:原作 吉田美紀子:漫画 KADOKAWA:発

ヤングケアラーについての実体験を漫画で。

『助け合いたい~老後破綻の親、過労死ラインの子~』(漫画)

さいきまこ:著 秋田書店:発

『認知症ケアと俳句の力』

大場敏明 萩森好絵:編著 現代書林:発

『認知症をもっと知ってレクとケアに生かそう!』

世界文化社:発

認知症の基礎知識や認知症の人と楽しむ制作レク・ゲームレク、脳トレのアイデアが満載!レクリエブックス。

『いっしょにあるく』

うえのみえこ:作・絵 みらいパブリッシング:発

認知症がある人を主人公にした絵本

『これからも、リッキーといっしょ』

片川優子:作 講談社:発

14歳の飼い犬リッキーが認知症に。児童書。

『70歳から難聴・耳鳴り・認知症を防ぐ対処法』

石井正則:著 さくら舎:発

『みんなが知りたい意識障害がわかる本』

加藤康子 黒岩敏彦:監修 西村書店:発

日常生活での予防、意識のしくみ、蘇生、認知症、リハビリ、介護、福祉制度。

いざという時に役立つガイドブック。

読み継がれる名作

『虫めづる姫ぎみ』(絵本)

森山京:文 村上豊:絵 ポプラ社:発

古典『堤中納言物語』に収録されている一編。

十篇の短編小説の中でも面白さが格別。

平安女性の価値観を真っ向から否定し、

マユ毛はえてる、口の中黒くない(お歯黒なし)、ハダ日焼けなど、

すごく型破りな姫君。毛虫が大好き。

しかし、届け物の袋から蛇がにゅうと顔を出すと、

取り乱しガタガタウロウロ。(実は作り物)

努めて平静を装う姫だが、そのあわてぶりに女房どもは大笑い。

平安時代後期にこんなおもしろい物語が誕生していたなんて!

ところで、蛇というとキャーとかひーっ、となるが、

早くも5月を迎えた今年2025年は巳年。

『へびのクリクター』トミー・ウンゲラー:作 文化出版局:発

『ヘビのヴェルディくん』 ジャネル・キャノン:作 BL出版:発

も名作絵本、ぜひ読んで頂きたい。

 

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