(野村分館)おすすめ本紹介(12月)
リクエスト本・小説・実用書・児童書など
本はただの紙ではありません。
そこには作者がいて、対話し、思索を深めることができます。
また、自分では上手く言葉にできない感情や状況も、
卓越した描写で切り取ってくれますね。
読書しながら笑ったり泣いたり憤ったり。
また、そんな言葉が聞きたかったと感激したり。
理解が深まることで人生が広がる読書。
一日に一行でもいい、本を手にとってみよう。
多々ある本の中から、毎月何冊かを紹介します。
一般書・児童書
『子どものかわいさに出あう【増補版】乳幼児期の発達基礎講座』
近藤直子:著 クリエイツかもがわ:発
乳児期から学童期までの発達の過程を押さえつつ、
その時々の子どもの行動、思いや心にせまる。
子どもをかわいいと感じるための手がかりとして、
かわいさや健気さに共感する学びを目指す。
『彼女たちに守られてきた』
松田青子:著 中央公論新社:発
新聞や雑誌に書かれた10年分のエッセイから厳選して収録。
鈴木千佳子氏による装丁も著者の文章も軽やかながら、
フェミニズムを軸に書かれた、主張のしっかりあるエッセイ集。
日常の話から小説やドラマ等のエンタメも多々紹介されており、
あれもこれも、読んでみたくなる、見て見たくなる。
ヤングアダルトの棚

公共図書館にはたいてい、
「ヤングアダルト」の本棚が設けられている。
「YAヤングアダルト」は、
「中学生を中心とする10代を主な読書対象」とした本。
日本と世界の小説をはじめ、ノンフィクション、エッセイ、コミック、詩歌ほか
幅広いジャンルに渡る。
大人世代にもきっと「刺さる」本があるはず!
YAの棚より、最近のおすすめの2冊は、
『ジュリアが糸をつむいだ日』
リンダ・スー・パーク:著 徳間書店:発
少女ジュリアは、カイコの飼育をきっかけに、新しいことを知り、
今まで考えたことのなかった事を深く考えるようになる。
『森のユキヒョウ』
C.C.ハリントン:著 岩波書店:発
少女マギーは吃音があって、なめらかに話せないため、
周囲の人々の多くは、マギーの内面の豊かさがわからない。
この世界に居場所を見いだせず、無力感の中にたたずむ。
やがて、森の中でユキヒョウの子と出会い、
ユキヒョウと森を守るため声をあげる。
自分のことでは勇気が持てなくても、
誰かのために何かしたいという思いが
どれほど大きな力になるのか。

読み継がれる名作
『図書館にいたユニコーン』
マイケル・モーパーゴ:著 徳間書店:発
山や森をかけまわるのが大好きな少年トマスは、
本を読むのなんて大きらい。
ある日、お母さんに連れられて行った図書館で
木彫りの「ユニコーン」と「ユニコーンの背中にすわってお話を語る」
司書の女性に出会う。
お話の世界にぐんぐん引きこまれ、本の楽しさに目覚めていく。
ところが、戦争が突然トマスの村を襲う。
火の手が上がる図書館。
トマスたちは、無事に本を救い出せるのか。
そして図書館のユニコーンはどうなってしまうのか。
お話や本の力を、感動的に描いた物語。
【問い合わせ先】
西予市図書交流館野村分館
愛媛県西予市野村町野村11号35番地1
電話:0894-72-1225
ファックス番号:0894-69-2061
この記事に関するお問い合わせ先
西予市図書交流館
愛媛県西予市宇和町卯之町一丁目245番地1
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ファックス番号:0894-62-6579
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更新日:2025年12月12日