【報告】第55回奥伊予ふるさと祭を開催しました。


11月16日(土曜日)に、西予市城川支所、JAひがしうわ城川支店、四国西予ジオミュージアムなどを会場として、第55回奥伊予ふるさと祭が開催されました。四国西予ジオミュージアムの企画展示室においては西予市文化協会城川支部の皆さまによる舞踊や演奏の発表会があり、駐車場では遊子川ザ・リコピンズさんやサトチカさんをはじめとする地元の事業者さまによる出店がありました。
そして今回から久しぶりに餅まきが復活。午後3時を過ぎると城川支所前は多くの人が集まり、まかれた餅を拾う皆さんの笑顔があふれました。
「城川かるた」で盛り上がる。


また今回から新しく、「城川かるた」を使ったカルタ大会が行われました。
「城川かるた」は昭和51年に制作されています。興味深いのはその内容。城川町の自然や文化が網羅され、読み札にはその価値が端的に記されています。例えば「に」の読み札には「日本一 その名も高き ミーコセラス」と書かれており、ジオサイト「田穂の石灰岩」の特徴が記されています。また「れ」の読み札には「歴然と 化石に残る サンゴ類」と書かれ、ジオサイト「嘉喜尾の黒瀬川ロード」で当時見つかった約4億年前のサンゴ化石のことが謳われています。このように城川町のジオサイトや文化財を子供たちが遊びながら自然と覚えることができ、ジオパークができる前から皆様に親しまれてきたことは実に素晴らしい文化ではないでしょうか。
普段の生活で私たち西予市民が実物を手にする機会は少ないかもしれませんが、実は城川町では現在も小学校の入学生に配布されているそうです。
四国西予ジオミュージアムではこれからも、「城川かるた」のような地域で親しまれる独自の文化を紹介するような機会を設けていきたいと考えています。
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更新日:2024年12月08日