令和7年度ジオパーク再認定審査
平成25年(2013年)に日本ジオパークの一つとして認定を受けた「四国西予ジオパーク」は今年(2025年)認定から12年を迎え、3回目となる4年に1度の再認定審査に挑みます。
審査方針
ジオパークの再認定審査は、前回の審査における指摘事項への改善の取り組み方などを中心に、地域で行われているジオパーク活動の質と量が確認され、ユネスコ(UNESCO)で定められているジオパーク運営の基準に基づいて評価されます。
審査スケジュール(予定)
月 | 内容 |
5月末 | 審査方針発表 |
9月15日 | 日本ジオパーク委員会へ現況報告書提出 |
10月下旬 | 審査員による現地審査 |
12月~2月 | 再認定審査の発表 |
※あくまで予定であり、今後の状況によって日程が前後する場合があります。
審査結果の発表について
審査の結果は日本ジオパーク委員会から各ジオパークの運営団体へ連絡されます。活動が十分であると判断されれば「再認定」となり次の4年後まで日本ジオパークとして活動できます。一方で活動が不十分であると判断された場合は「条件付き再認定」となり、2年後までに早急な改善を求められます。

再認定審査のフローチャート図
前回(令和3年度)の再認定審査について
令和3年度(2021年度)の再認定審査では、地域主体のボトムアップな活動、市役所内での連携構築や教育プログラム、災害伝承展示室整備の連携などが評価され、再認定を受けました。また一方で保全に関する事柄の整理や、モデルコースの充実等が課題として挙げられ、その改善に努めてきました。
前回の現地調査の様子(市長ヒアリング)
前回の現地調査の様子(語り部ガイド)
前回再認定審査(令和3年度)における評価
No. | 内容 |
1 | 協議会内の4つの部会を中心に展開されている、地域住民のボトムアップ的な活動。 |
2 | 西予市役所内の「西予市ジオパーク推進委員会」制度を活用した、持続可能な運営体制の構築。 |
3 | 「四国西予ジオパーク まなびのガイドブック」をはじめとする優れた教育プログラムや活用ツール。 |
4 | 安定的な人員雇用とバランスの取れた協議会事務局員の配置による運営体制の充実化。 |
5 | 「四国西予ジオミュージアム」及び乙亥会館内の「災害伝承展示室」の整備とその活用。 |
6 | 2018年7月の豪雨災害に見舞われたにもかかわらず、活動の質が低下せず、むしろ地域連携が強化したこと。 |
前回再認定審査(令和3年度)における指摘事項
No. | 内容 |
1 | サイトの再整備 (地質学的価値を有する「地質遺産」に分類されたサイトを、「地質サイト」とする) |
2 | サイトの確定(文化サイトの追加指定など) |
3 | 計画的なサイトの保全 |
4 | サイトの解説看板の刷新 |
5 | モデルコースの設定と発信 |
6 | ユネスコ世界ジオパークの理念のさらなる理解と地域への浸透 |
7 | ジオパークに関係する事業やイベント等についてのロゴマークの掲示 |
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この記事に関するお問い合わせ先
ジオパーク推進室
愛媛県西予市城川町下相945番地
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ファックス番号:0894-89-3400
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更新日:2025年10月10日