【報告】ゲルカフェコラム vol.4
国際交流員ドラムスレンによるモンゴルコラム。モンゴルの文化や習慣を「ゲルカフェコラム」と題して紹介していきます!
第4回の今回は、モンゴルの冬の過ごし方を紹介したいと思います。
ゲルカフェコラム vol.4 ~モンゴルの冬の過ごし方~
モンゴルの冬の気温
モンゴルは中国とロシアの間にある内陸国ですが、北緯47度、日本の北海道より北、アジアで言うと、南樺太や千島列島と同じくらいの緯度です。冬の最低気温はマイナス35℃~マイナス40℃で、雪は全地域で多く降り、凍ります。外が寒いですが、家の中では、ゲルであればストーブで、アパートやマンションの場合はセントラルヒーティングシステムを使用しているので、温かいです。
冬の服装
室内では、半そでで過ごせますが、外ではカシミヤの帽子、マフラー、手袋は欠かせないです。また、靴は冬用の暖かくて、滑らないものでないといけません。羽毛のコートの中に、カシミヤやヤクウールなどで作ったカーディガン、インナーズボン、靴下をはきます。


冬の食
モンゴル人は昔から冬にお肉が中心の料理を食べてきました。牛、馬、羊のお肉を食べます。お肉は遊牧民から直接買うのですが、お肉の準備がむずかしいので冬食べる分のお肉をまとめて準備してもらいます。家庭によって食べる量が変わりますが、だいたい牛1頭分のお肉になります。モンゴルの草原で様々な種類の草を食べて育った家畜のお肉は栄養たっぷりでとてもおいしいです。じゃがいも、にんじん、キャベツ、きゅうり、トマト、ピーマン、カボチャなどの野菜を秋に収穫して、冬中食べるようにいろいろな方法で保管しておきます。また、サジ、ワイルドベリー、コケモモなど栄養たっぷりのマウンテンフルーツも大量に準備し、ジュースにして飲んだり、ジャムにして食べています。


冬のイベント
皆の楽しみにしているイベントは、クリスマスと新年パーティです。モンゴルの主な宗教はチベット仏教であるため、最近までは12月25日のクリスマスをアメリカ方式で祝う人が少なく、12月31日の夜を家族でおいしい料理を食べて、テレビで面白い番組を見て、プレゼント交換などを行っていましたが、近年12月25日クリスマスを祝う人々が増えてきました。日本では、年末年始がお正月ですが、モンゴルでは1月の終わりか2月に旧正月があります。


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更新日:2024年12月09日