薬と健康の週間

更新日:2025年09月17日

毎年10月17日から23日は「薬と健康の週間」です。

「薬と健康の週間」は、医薬品を正しく使用することの大切さ、そのために専門家である薬剤師が果たす役割の大切さを一人でも多くの方に知ってもらうために、ポスターなどを用いて積極的な啓発活動を行う週間です。

 

 

薬を使用するときは、次のことに注意しましょう

〇使用する前に薬の添付文書をよく読みましょう

添付文書には、用法・用量、効能・効果のほか、使用上の注意、副作用などについて書いてあります。必ずよく読んでから使用し、読んだ後も大切に保管しておきましょう。

〇用法・用量を守りましょう

薬の作用は、使用量と深い関係がありますので、自分の判断で使用量や回数を増減してはいけません。たくさん飲めばよく効く、早く効くというわけではなく、決められた量以上に用いると体に好ましくない反応(副作用)が出る場合があります。また、決められた薬の服用時間を守りましょう。

【薬の服用時間】

食前:食事の約1時間前~30分前

食後:食事の後約30分以内

食間:食事と食事の間(食事の約2時間後)

頓服:痛み、熱など、症状のひどいとき

〇薬の形(剤形)にあった服用方法を守りましょう

錠剤、カプセル剤:コップ一杯程度の水又はぬるま湯で服用してください。

液剤:薬の成分を均等にするために、よく振ってから飲んでください。一回量は計量カップなどに移してから飲んでください。

〇薬の飲み合わせ(相互作用)に注意しましょう

複数の薬の飲み合わせによって、作用が強く現れて思わぬ副作用を生じたり、効き方が弱くなったりすることがありますので、医師や薬剤師に相談してください。

〇高齢者の薬の使用には特に注意しましょう

高齢者は様々な病気にかかっていることが多いので、複数の薬を併用する機会が増えます。また、加齢によって、身体機能が低下するため、薬が強く効きすぎて副作用が起こりやすくなります。体調の変化を感じた場合は、自分で判断せず、医師や薬剤師に伝えて判断を仰ぐようにしてください。

〇薬は正しく保管しましょう

子どもの誤飲事故を防ぐために、子どもの手の届かないところに保管しましょう。また、薬は湿気、光、熱などに弱いので、直射日光の当たらない涼しい場所で保管しましょう。容器の詰替えは、内容や使い方がわからなくなり誤用や事故のもととなるのでやめましょう。

 

 

かかりつけ薬剤師・薬局をご存知ですか

かかりつけ薬剤師・薬局において薬の情報等を一元的・継続的に把握することで、患者が複数の医療機関・診療科を受診している場合でも、処方された薬の重複防止や相互作用の確認のほか、薬の副作用や期待される効果について継続的な確認を受けることができます。

また、「えひめ医療情報ネット」では、薬局それぞれの特徴について知ることができます。

次のような特徴を参考に、かかりつけ薬局を選びましょう。

・健康サポート薬局(地域住民による主体的な健康の維持・増進を積極的に支援する薬局)

・地域連携薬局(入退院時の医療機関等との情報連携や、在宅医療等に地域の薬局と連携しながら一元的・継続的に対応できる、かかりつけ機能が充実した薬局)

・専門医療機関連携薬局(がん等の専門的な薬学管理に関係機関と連携して対応できる、高度薬学管理機能を持つ薬局)

 

 

薬に関する問い合わせ先

〇 愛媛県保健福祉部健康衛生局薬務衛生課薬事係 (電話番号: 089-912-2391)

〇(一社)愛媛薬剤師会 (電話番号:089-941-4165)

 

 

薬に関する役立つ情報が掲載されています

この記事に関するお問い合わせ先

健康づくり推進課
愛媛県西予市宇和町卯之町三丁目434番地1
電話:0894-62-6407
ファックス番号:0894-62-6564

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