【報告】【5年生 第8回目】ひまわりの種取りと唐箕(とうみ)体験(令和4年10月5日)

更新日:2022年10月05日

ひまわりの種を次につなぐ

見頃を終えたひまわりは花首をもたげ、中には種がぎっしりと詰まりました。

この種を収穫して次の年の栽培につなげるとともに、地域の人たちに、自分たちの活動への思いを記したチラシと共に種を配布する計画を立てています。

さらに今回は、地域の方から「唐箕(とうみ)」をお借りして、種を選別する作業を体験します。

ひまわりにありがとうを込めて

「ありがとう」。

児童の一人ががひまわりに向けた言葉です。

畑を彩ったひまわりに感謝の気持ちを込めて刈り取り作業を行います。

鎌を使う部分など危険を伴う作業は大人が行いました。

種を取る作業

5月にも経験した種取り。要領を得ている児童たち。スムーズに作業が進みます。

▲ 種は一度キャリーに落とします

▲ 班に分かれ効率よく作業を進めます

唐箕の登場!

野村で農業を営む方から「小学生の学習で使うなら是非」ということで、唐箕(とうみ)をお借りしました。

唐箕は、ハンドルを回して風を起こし、その風の力を利用して選別をする道具です。

上部にある漏斗から種を入れ、一定の速さでハンドルを回して均一な風を当てることで、不要となる軽い異物や種は飛ばされ、重さのある種だけが下の排出口が出てくる仕組みです。

はじめて使うという児童がほとんど。はじめに唐箕の仕組みや使い方などの説明を受けた後、実際に体験しました。

「風を均一にするのが難しかった」「風を利用するという発想がすごい」といった感想が聞かれました。

以前の記事でも紹介しましたが「復興」には「取り戻す」という意味も込められています。

先人たちの知恵が詰まった唐箕。きっと昔は日常的に見られた地域の原風景を知ることができました。

▲ ハンドルを回す様子。一定に回すのが難しい!

▲ 軽い異物は横から、重い種は下に落ちます

「種」に込めた思い

何度か唐箕をくぐらせて綺麗な種の選別ができました。

自分たちの活動を知ってほしいという思いと、この種を使って来年も綺麗な花を咲かせられるようにという思いを込めて、大切に種を活用していきたいと思います。

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