【報告】【6年生 第3回目】災害につよいまちづくりを進めるために私たちができること(令和4年10月28日)
未来の防災倉庫をおく場所を考える
今回から愛媛大学教育学部の井上准教授をお招きして、複数回に渡り復興や防災まちづくりに関する学習を行います。
タイトルは「災害につよいまちづくりを進めるために私たちができることを考えよう!」。
「防災倉庫」に着目して、地域の自助や共助を高めるためにできることはなにかを考えます。
▲ 愛媛大学井上准教授
▲ 学習の様子
自助共助公助の役割
まず、自助・共助・公助それぞれの視点から取り組まれている防災について学びます。
その中で防災倉庫が持つ役割に着目して、災害時に有効に活用するために必要なことや、地域が主体で設置している防災倉庫の取組みなども知りました。
・基本的に防災倉庫は指定避難所などに設置されている。
・避難する人たちが、避難所などで過ごすために最低限必要なものが入っている。
・地域の実情などに応じて、その地域の人たちが必要など思う防災対策を充実させる制度や仕組みがある。 など
前半部分では、以上のようなことを中心に学びを深めました。
地域社会への理解を深めること
続いて、自分たちができることは何かを考える上では、地域社会のことについて理解を深める必要があることなどを学びました。
普段自分たちが過ごしている地域はどういうところかな?改めて振り返ってみます。
・すでにある防災対策の活用方法を具体的に考えることが大切。
・そのためには地域社会のことについて理解を深めることが必要。
避難の際に手助けを必要とする人(災害時要支援者)についても学び、改めて自助・共助の重要性を認識しました。
グループワーク
これらのことを踏まえ以下のテーマでグループワークをしました。
1.どこに防災倉庫があれば役に立つか
2.防災倉庫とすぐ分かるためのデザイン(地域社会への理解のため野村のシンボルなどを考える)
・復興公園の中(多くの人が利用するから) |
・皆がここ!とすぐ分かるところ(災害時すぐ利用できないと意味がないから) |
・安全な場所(水が来ない場所が良いから) |
・福祉施設の近く(必要とする人がすぐ使えるように) |
などの意見が出ました。
・目立ちやすい色にする |
・乙亥大相撲、お相撲さん、牛、シルクなどの絵を描く |
・野村のイメージカラーを考えて、その色を塗る |
・アンケートを取って多く出た意見の絵を描く |
などの意見が出ました。
▲ 地図などの情報も駆使して考えます
▲ 各グループの意見をクラス単位でまとめます
▲ まとめでは愛媛大学生がサポート
▲ サポートの様子
次回は「外に出てみよう!」
次回は、今日の学習を更に深めていくために、実際にまちあるきを行います。
地図では分からないまちなかの高低差、まちの雰囲気など色々な視点から情報を集め、
防災倉庫の設置場所やシンボルなどを検討していきます。
今日の振り返り
今日の学習後に行った児童たちの振り返りの一部を紹介します。
・班と協力して案を出すことができた。地域のために何かしようという思いが強くなった。 |
・自助共助公助が大切だと思った。防災倉庫を置くだけじゃなくみんなに気付かせることが大切だと思った。 |
・ぼくの家族は自助でできる対策をまだしていないので、防災バッグなどをつくろうと思いました。 |
・防災は自分の命を守るだけでなく、人の命を守ることが大切だと思いました。避難所はあるけど防災倉庫が少ないから増やしてもいいと思います。 |
・授業を通して共助や共助の大切さが分かりました。災害に強いまちづくりを実現できるようにしたいです。そのためにまず自分にできることを頑張りたいです。 |
更新日:2022年10月28日