【報告】【6年生 第6回目】地域の大人の意見を知ろう(令和4年11月18日)

更新日:2022年11月18日

みんなの意見と地域の大人たちの意見を比較しよう

「みんなに納得してもらえる意見をつくってみよう!」。今日の学習テーマです。

前回、難しさを感じていた児童たち。自分たちが考えていることは、地域の人たちにとって納得してもらえるものかどうかー。

それらを探るため、地域の大人たちの意見と自分たちの考えを比べてみることにしました。

語り部の方などに協力をお願い

以前お話を聞いた語り部の方、行政職員ら15名の方に協力いただき事前に意見を伺いました。

「地域の大人たち」と「行政職員」に分けて比較し、選んだ場所や選んだ理由などの違いなどを確認しました。

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▲地域の方と行政職員とに分けてまとめた図

同様に、シンボルやシンボルカラーなどについても意見を伺いました。

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▲ シンボル(目に見えるもの)に関する意見の一例

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▲ シンボル(目に見えないもの)に関する意見の一例

自分たちの考えと比較

大人たちの意見を踏まえて、講師を務める愛媛大学井上准教授からシンキングポイントが提示されました。

・利便性

・他施設・設備との関連性

・安全性

・偏り

・認知度

このほかにも重要なポイントがないかも検討します。こうしたポイントをおさえた上で、

・実用可能性

・管理の仕組み

・持続可能性

の視点をもとに再度検討を深めました。

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いよいよ佳境

色々な人の意見を知り、比較をすることを通じて、納得感を得られるためのポイントなどを整理することができました。

それらを踏まえグループワークを重ねていきます。防災倉庫の設置場所の大まかなエリアは、ほぼ意見が固まりつつある様子。(下の表でエリア毎の意見数と理由の一部を紹介します)

最終的に1か所に答えを絞ります。間もなく「自分たちの答え」が完成しそうです。

 

防災倉庫を設置したら良いと思うエリア
エリア 良いと思った人数
Aエリア 1
Bエリア 1
Cエリア 40
Dエリア 0

※8グループに分かれて議論を行った後、最終的に自分が設置したいと思うエリアをワークシートに記載。

※空欄の児童もあり。

その理由
エリア 理由
Aエリア

・人が集まりやすい

・認知度が高い

・便利 など

Bエリア

・人口が多いから

など

Cエリア

・人が集まりやすい

・ヘリポートがあって物資を運搬しやすい

・東側の地域の人は橋を渡らずに利用できる

・道が少ないので迷わずに行ける など

次回、最終的に1か所に決定します。

シンボルについても、「これが野村のシンボル!」と思う意見が固まりつつあります。シンボルは次回以降実際にデザインとして描いてみます。

振り返り

学習後の児童たちの振り返りの一部を紹介します。

振り返り
・意見交換をして深く考えるのは少し難しかったけど、決まったので良かったです。
・井上先生から、十年、二十年、三十年後もその場所で大丈夫なのかと言われてその言葉に共感したし、その考えを用いて、防災倉庫の場所を考えていなかった。地震、風水害、長い年その場所のままで大丈夫か、条件を満たしている場所はないのかもしれないとも思った。
・大人は私たちのためにそんなこと(自分たちの考えを教えてくれること)もしてくれると知って(自分たちも)学習に一生懸命取り組みたいと思います。

 

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