【防災】地震による通電火災に注意しましょう!
地震が引き起こす火災の過半数が電気に起因していることをご存知でしょうか。特に、東日本大震災では発生した火災の約70%が電気関連のものであるとされています。これらの火災は「通電火災」と呼ばれ、地震後の電気機器や配線の損傷が原因で発生します。
■通電火災とは
通電火災は、地震後の停電が復旧した際に、故障した電気機器が突然動き出して発火する火災を指します。主な原因としては、地震の衝撃で壊れた電気機器が通電時にショートを引き起こすことや、建物の配線が損傷しているために電流が漏れたりショートしたりすることが挙げられます。
■通電火災を防ぐためには
1.地震が発生した際には、まず自分の身の安全を確保した後、電気機器のスイッチを切り、コンセントプラグを抜きましょう。

2.地震後、電気が復旧した際には、周囲の電気機器や配線に異常がないかを確認しましょう。また、屋外に避難する際は、必ず分電盤のブレーカーを切るようにしてください。切り忘れ防止として、地震発生時に自動で電気を遮断する「感震ブレーカー」も有効です。
■感震ブレーカーとは
感震ブレーカーとは、地震による大きな揺れを感知した際に自動で自宅内のブレーカーを切る装置です。これを設置することで、地震後の通電火災のリスクを大幅に減らすことができます。取り付けには工事が必要で、揺れを感知してからブレーカーが落ちるまでの時間的猶予を持たせることができ、その時間を使って避難することも可能です。また、地震による停電が発生した場合には、電気が復旧した際にブレーカーが遮断され、安全を確認してから戻すことで、さらなる危険を防ぐことができます。

出典:経済産業省
■最後に
地震時や地震後の電気火災を未然に防ぐためには、事前の準備と冷静な行動が不可欠です。自分と大切な人を守るために、日頃からの対策を忘れずに行いましょう。
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更新日:2024年10月21日