【報告】図書館だより6月号
図書交流館のおはなし会と工作
まなびあん、野村分館、三瓶分館では定期的に「おはなし会と工作を」開催しています。
ぜひお近くの図書館に遊びに来てください。
まなびあん
おはなし会:毎月第3土曜日 午後2時~午後2時30分
朗読ボランティア「あすなろ」(紙芝居・大型絵本・パネルシアターなど)
工作:毎月第3土曜日 午後2時30分~
紙皿や紙コップ、ラップの芯に新聞紙など、身近なもので工作をして
その作品を使ってゲームをして遊びます。
野村分館
土曜日のわくわくタイム:隔月 第4土曜日 午後2時~
おはなし会と工作・子ども上映会と工作(会議、郷土資料室)
三瓶分館
おはなし会:奇数月の第1土曜日 午後1時40分~
おはなしグループ「ひめ」絵本の読み聞かせ、紙芝居など
工作:第4土曜日 午前10時~
身近にあるものを利用した簡単な工作
いずれも申込、参加費不要です。
今月のおすすめの1冊
第21回本屋大賞受賞作(4月10日発表)
「島崎、わたしはこの夏を西武に捧げようと思う」
一学期の最終日である7月31日、下校中に成瀬がまた変なことを言い出した。(本文P6冒頭)
主人公成瀬あかりの幼馴染である島崎の目線で話は進んでいく。
中2の夏休みの始まり、成瀬がまた変なことを言い出す。コロナ禍、閉店を控える西武大津店に毎日通い中継に映るのだと・・・。
突拍子もないことをまじめに言い放ち、実行する成瀬の姿はかっこいい!幼馴染みの島崎との会話も「よろしく頼む」「そうだ」といったふうに、中2の女の子とは思えない受け答えがなんとも心地よく、またリズムのいい文章であっという間に読み終えてしまいます。
成瀬は次に何をしてくれるのだろう?と期待が高まります。
シリアスな作品が多いなかでの、久しぶりに明るく笑える受賞作です。
また、表紙も力があります。口元に手をやり真っすぐ前を見つめる成瀬の姿は印象的です。
あるテレビ番組で新潮社の担当編集者が表紙の打ち合わせで、髪の長さや手相(成瀬はますかけ線がある)など、作者とイラストレーターのざしきわらしさんと相談しながら決めていったと話されていましたが、「なるほど、作中の成瀬と表紙の成瀬がしっくりくるわけだ」と本づくりのおもしろさも感じる1冊です。
作者の宮島未奈さんは本作の舞台である滋賀県大津市在住で、本作がデビュー作です。
次作の「成瀬は信じた道を行く」も所蔵していますのであわせてご一読ください。
この記事に関するお問い合わせ先
西予市図書交流館
愛媛県西予市宇和町卯之町一丁目245番地1
電話:0894-62-6420
ファックス番号:0894-62-6579
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更新日:2024年04月20日