(野村分館)おすすめ本紹介(8月)

更新日:2025年08月13日

リクエスト本・小説・実用書・児童書など

本はただの紙ではありません。

そこには作者がいて、対話し、思索を深めることができます。

また、自分では上手く言葉にできない感情や状況も、

卓越した描写で切り取ってくれますね。

読書しながら笑ったり泣いたり憤ったり。

また、そんな言葉が聞きたかったと感激したり。

理解が深まることで人生が広がる読書。

一日に一行でもいい、本を手にとってみよう。

多々ある本の中から、毎月何冊かを紹介します。

児童書

『「ヒロシマ消えたかぞく」のあしあと』

指田和 著 ポプラ社 発

2019年に発行された写真絵本『ヒロシマ消えたかぞく』の著者が

出版後の反響や質問に応えるために、

あの日、戦争で、原爆で途絶えた足あとを更に追いながら、

消された命を今につなぐノンフィクション。

広島に原爆が落とされるまで確かに生きていた人々の日常、命の輝きが伝わる。

著者が調べ上げ、まとめ上げ、伝えてくれたものを基に、

ヒロシマ・ナガサキの原爆などについて改めて興味や関心を持った人がいたら、

次はぜひ自分で調べたり、機会があれば現地を歩いたりしてみよう。

『イスとイヌの見分け方』

きたやまようこ 著 理論社 発

イスとイヌ、カタカナで書くとほとんど同じ。

でもいろいろと違う。比較してみよう。

p82より

イスは たいせつにすれば いつまでも つかえる。

イヌは どんなにたいせつにしても いつかは しぬ。

100ねんまえのイスはあるが、100ねんまえのイヌはいない。

 

『あなたはいないけど・・・』

内館牧子 著 幻冬舎 発

リクエストにより準備した一冊(文庫本)。

発行は平成12年(2000年)。

著者が毎日のように使っている物や

身の回りにある物についてのエッセイ。

高価でなくても、暮らしの中で無くてはならぬ物、

いざ失うと心にぽっかり空洞があき悔やむもの、、、

6Bの鉛筆

手編みのカーディガン

骨董品のお雛さま

パリのスプーンレスト

香炉

猫の人形

日本酒器

綿入れ半纏

広川泰士氏による写真が、登場する品々の美しさや存在感をより引き出している。

あなたにとっての大切な“物”は何ですか?

 

『急に売れ始めるにはワケがある』

マルコム・グラッドウェル 著 SBクリエイティブ 発

『超新版 ティッピング・ポイント』

マルコム・グラッドウェル 著 飛鳥新社 発

 

ティッピング・ポイントは「転換点」「転機」「臨界点」なとど訳される。

それまで少しずつ変化していた物事が急に大きく変化するポイント(点)。

25年前のベストセラーと、書き直された新版をあわせて読んでみよう。

読み継がれる名作

『ペイ・フォワード』

キャサリン・ライアン・ハイド 著 角川書店 発
 

ペイ・フォワードとは、

「恩返し」ではなく、「恩送り」。

ひとりが3人に何か善いことをする。

された3人が、また各々他の3人に善いことをする。

3人が9人に、9人が27人に、27人が81人に、81人が243人に、、、

「善意の連鎖」が起き、世界がよりよく変わるという考え方。

映画化もされている。

 

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