【報告】新型コロナウイルス感染症の後遺症(罹患後症状)

更新日:2023年06月28日

新型コロナウイルス感染症の後遺症(罹患後症状)とは

新型コロナウイルス感染症にかかった後、感染性がなくなったにもかかわらず、療養中にみられた症状が続いたり、新たに症状が出現したりするなど、後遺症として様々な症状がみられる場合があります。

後遺症に関する症状の実態については、様々な研究がなされていますが、未だ不明点が多く、それぞれの症状と新型コロナウイルス感染症との因果関係は十分には分かっていません。

主な症状

  • 全身症状(疲労感、倦怠感、関節痛、筋肉痛)
  • 呼吸器症状(咳、喀痰、息切れ、胸痛)
  • 精神・神経症状(記憶障害、集中力低下、不眠、頭痛、抑うつ)
  • その他の症状(嗅覚障害、味覚障害、動悸、下痢、腹痛、脱毛、筋力低下)

後遺症が疑われる場合

後遺症の治療は、それぞれの症状に応じた治療が中心となります。

後遺症が疑われる場合は、かかりつけ医または症状に応じた医療機関にご相談ください。

コロナ後遺症患者への対応が可能な医療機関については次のとおりです。

※県ホームページでの公表に同意をいただいた、八幡浜・大洲圏域の医療機関を掲載しています。

Q&A

Q.罹患後症状は治りますか?

罹患後症状については、世界的に調査研究が進められている最中であり、まだ不明な点が多いです。

ですが、現時点の調査研究では、罹患後症状の多くは時間経過とともに症状が改善することが多いとされています。

Q.罹患後症状がある場合、新型コロナウイルス感染症を他の人に移してしまうことがありますか?

感染可能期間は、一般に発症2日前から発症後7~10日とされています。

感染可能期間後に罹患後症状があったとしても、他の人に感染することはありません。

Q.罹患後症状に対してはどんな治療がありますか?

罹患後症状は、時間経過とともに症状が改善することが多いとされています。

その過程で、各症状に応じた対症療法が行われることもあります。

また、症状が改善せずに持続する場合には、他の疾患による症状の可能性もありますので、かかりつけ医等や地域の医療機関にご相談ください。

Q.新型コロナウイルス感染症罹患後からずっと倦怠感が続いている気がします。受診が必要ですか?

症状が時間経過とともに改善しているならば、様子を見ることも可能です。

症状が改善せずに持続する場合は、まずはかかりつけ医等や地域の医療機関にご相談ください。

Q.罹患後症状が続く場合、労災保険や健康保険の対象になりますか。

業務により新型コロナウイルスに感染し、罹患後症状があり、療養等が必要と認められる場合には、労災保険給付の対象となります。

労災保険の請求の手続等については、事業場を管轄する労働基準監督署にご相談ください。
また、業務外の事由による療養のため労務に服することができない場合には、健康保険制度の被保険者は、要件を満たせば、各保険者から傷病手当金が支給されます。

支給申請の手続については、ご加入の健康保険組合等にご相談ください。

この記事に関するお問い合わせ先

健康づくり推進課
愛媛県西予市宇和町卯之町三丁目434番地1
電話:0894-62-6407
ファックス番号:0894-62-6564

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