【報告】禁煙をはじめてみませんか?

更新日:2024年03月20日

5月31日は「世界禁煙デー」

毎年5月31日は「世界禁煙デー」とされ、日本でも5月31日から1週間は「禁煙週間」と定められています。自分や家族、大切な人の健康を守るために、禁煙に取り組みませんか?

受動喫煙によって亡くなる人がいます

受動喫煙とは、タバコを吸わない人が副流煙を吸うことです。

タバコの煙には4000種類の化学物質、200種類の有害物質、60種類の発がん物質が含まれています。そして、喫煙者がフィルターを通して吸う「主流煙」よりも、火のついたタバコの先から立ち上る「副流煙」のほうが多くの有害物質、発がん物質が含まれています。

受動喫煙によって、脳卒中や肺がん、乳幼児突然死症候群などで亡くなる方は、年間およそ1万5000人にのぼります。たばこを吸わない人はたばこの煙への感受性が高く、煙を少しでも吸うと体に大きな影響を受けるという研究結果もあります。

受動喫煙を防止するために

2020年4月からすべての施設が原則屋内禁煙となり、法律によって受動喫煙防止対策が強化されました。それに伴い、受動喫煙を防ぐことが国民の配慮義務とされています。

換気扇の下やベランダ、屋外で喫煙しても受動喫煙対策には不十分です。空気清浄機でもたばこの煙の有害物質を取り除くことはできません。

1.できるだけ周囲に人がいない場所で喫煙をする

2.子どもや病気の方など、特に配慮が必要な人が集まる場所や近くにいる場所(学校や病院など)では、特に喫煙を控える

この2点の配慮をお願いします。

しかし、喫煙者の吐く息には、たばこを吸っていない時にもタバコ由来の有害物質が含まれます。喫煙後の呼気には有害なガス状物質が含まれ、喫煙前に戻るまでに45分必要です。また、一酸化炭素は最後の一本を吸ってから最低8時間は息に含まれます。

受動喫煙を完全になくす方法は「禁煙」です。

禁煙治療を知っていますか?

やめたくてもやめられない喫煙は、「ニコチン依存症」という病気です。

ニコチン依存症の人は、ニコチンが切れるとイライラやストレスを感じるようになります。ニコチンは麻薬と同じくらい依存性が高いため、自力での禁煙はとても難しいのが現状です。

禁煙を決意したら、禁煙外来を受診することも一つの方法です。

禁煙を始めて2~3日はニコチン切れのイライラやストレスなどの離脱症状が現れますが、医療用禁煙補助薬を使うことで、症状を和らげることができ、禁煙治療の成功率は7~8割といわれています。

禁煙はいつから始めても遅すぎることはありません。早く禁煙すればするほど、寿命を取り戻せます。

受動喫煙から大切な人を守りましょう。

「なくそう!望まない受動喫煙」特設Webサイト(厚生労働省ホームページ)

受動喫煙防止対策の強化について(健康増進法の一部を改正する法律(平成30年法律第78号))

健康増進法の一部を改正する法律(平成30年法律第78号)については、愛媛県庁公式ホームページをご覧ください。

この記事に関するお問い合わせ先

健康づくり推進課
愛媛県西予市宇和町卯之町三丁目434番地1
電話:0894-62-6407
ファックス番号:0894-62-6564

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