西予市環境基本条例を制定しました
条例制定のあらまし
資源やエネルギーの大量消費、廃棄物の大量発生を伴う今日の社会経済活動は、私たちの生活に利便性や物質的な豊かさをもたらした一方で、環境汚染や地球温暖化に伴う大規模自然災害の増加など、深刻な環境問題を引き起こしています。
私たちは、良好で快適な環境の恵みを受ける権利を有するとともに、かけがえのない自然環境を守り、将来の世代に引き継いでいく必要があります。そのためにも、自らが環境に影響を与える立場であることを改めて自覚し、市民及び事業者の参加と連携の下、自然と共生し、環境への負荷の少ない資源循環型社会を築いていかなければなりません。
この度、市民・事業者・行政がそれぞれの責務のもとで共通の認識を持ち、環境の保全及び創造に関する施策等を推進していくため、新たに「西予市環境基本条例」を制定し、令和2年1月1日より施行しました。
本市の環境保全及び創造に向けて、皆様のご理解、ご協力をお願いします。
環境基本条例とはどのような条例ですか?
環境基本条例とは、環境に関する個別の事項について規制、支援するための条例ではなく、良好な環境を保全・創造し、次の世代に引き継いでゆくための基本となる考え方、市民、事業者、市の役割、それぞれの取り組みの基本的な事項を定めるための条例です。
環境の保全及び創造とは何ですか?
環境を快適かつ安全な水準に維持し、恵み豊かな環境の恩恵を受けられるよう、良好な環境をつくり出すことです。
行政の役割は何ですか?
・市民・事業者と協働して総合的な環境基本計画を定め、実施します。
・市のすべての事業を環境の保全等の視点からとらえ直し、環境への配慮と負荷の低減に努めます。
市民の役割は何ですか?
・日常生活や事業活動そのものが環境に影響を与えていることを理解しましょう。
・日常生活における環境への負荷の低減のため、ごみの削減、食品ロスの削減、節電、リサイクル等に努めましょう。
・自然環境や生活環境に多大な影響を及ぼす恐れのある事業に対して、むやみに土地を提供したり、使用させたりしないように努めましょう。
事業者の役割は何ですか?
・事業活動によって生ずる公害その他環境の保全上の支障を防止しましょう。
・事業の実施にあたっては、あらかじめ適正な調査、予測及び評価を行い、環境の保全に努めましょう。
・資源及びエネルギーの有効活用を図り、廃棄物の抑制と資源の循環的利用に努めましょう。
・環境への負荷の低減に努めるとともに、市の施策に協力しましょう。
地図情報
この記事に関するお問い合わせ先
環境衛生課
愛媛県西予市宇和町卯之町三丁目434番地1
電話:0894-62-1132
ファックス番号:0894-62-6564
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更新日:2020年01月10日