「文化財防火デー」とは

更新日:2025年12月18日

毎年1月26日は「文化財防火デー」

昭和24年1月26日に、現存する世界最古の木造建造物である法隆寺(奈良県斑鳩町)の金堂が炎上し、壁画が焼損しました。この事件は国民に強い衝撃を与え、火災などの災害による文化財保護の危機を深く憂慮する世論が高まり、昭和25年に「文化財保護法」が制定されました。

これにより文化財保護行政が確立し、文化財保護活動の一層の強化・徹底を図るための普及啓発事業が全国で行われるようになりました。

その一環として、法隆寺金堂の焼損した日であること、1月と2月が1年のうちで最も火災が発生しやすい時期であることから、1月26日を「文化財防火デー」として定め、この日を中心に、文化庁、消防庁、各自治体、消防署、文化財所有者、地域住民等の連携・協力のもと、全国で文化財防火運動を展開しています。

 

文化財は、災害等によって一度滅失・き損すると二度と回復できない、かけがえのない国民共有の財産です。これらの貴重な文化財を後世に継承するためには、日常の維持管理を含めて、適切な管理が不可欠です。

年に一度でも、身近な文化財の管理方法について考え直すきっかけとしてみてはいかがでしょうか。

 

文化庁HP:文化財防火デー

第72回文化財防火デーポスター

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