【報告】笠置峠古墳が県史跡に指定されました

更新日:2022年02月17日

このたび、笠置峠古墳(西予市宇和町岩木)が愛媛県の史跡に指定されました。笠置峠古墳は古墳時代前期の前方後円墳で、発掘調査とその後の研究により、古墳の上で飲食物を伴う葬送儀礼が執り行われたことが明らかにされています。調査では、儀礼に用いられた土器のほか、食物をかたどった土製品、剣(または槍)や鉄斧、刀子などの鉄器などが出土しています。

平成9年から8次にわたる発掘調査をはじめ、平成20年の整備、その後の維持管理や活用事業には、多くの市民、大学・研究者が関わっていただいており、その成果が今回の県指定につながったものと思います。

西予市では、高野長英の隠れ家(宇和町卯之町)、泉貨居士の墓(野村町野村)、三滝城跡(城川町窪野)、穴神洞遺跡(城川町川津南)、中津川洞穴遺跡(城川町古市)に続き6件目の県史跡(県の史跡としては、平成23年の中津川洞穴以来11年ぶり)のことです。ちなみに愛媛県内における古墳で、国の史跡に指定されているのは、妙見山古墳(今治市大西町)、葉佐池古墳(松山市)、宇摩向山古墳(四国中央市)の3件で、県指定の古墳は伊予岡古墳(伊予市)はじめ11件で、古墳としては南予で初めての指定となりました。

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