【募集】小森古墳現地説明会を開催します

更新日:2024年11月20日

小森古墳は、宇和町山田の丘陵上、標高257mに存在する古墳です。これまで宇和盆地に君臨した豪族の墓とも考えられてきましたが、はっきりとした証拠があるわけではありませんでした。そこで、西予市教育委員会では、小森古墳の試掘確認調査を平成29年から行ってきました。

調査の結果、小森古墳は、古墳時代前期中ごろの前方後円墳であることや、後円部の墳頂に竪穴式石槨(たてあなしきせっかく)2基をもつことがわかり、笠置峠古墳の次世代にあたる豪族の墓である可能性が高くなりました。この2つの竪穴式石槨を取り囲むように、多数の二重口縁壺(祭祀用の土器)が置かれていたようです。また、前方部の端は岩盤を掘って一本の長い溝をつくり、古墳の内側と外側を区画するという特徴が判明しました。後円部斜面やくびれ部でも、墳丘の構造が明らかになりつつあります。

これらの成果を皆さまにお伝えするため、以下の日程で現地説明会を開催します。ぜひご参加ください。

日時:12月7日(土曜日)13時30分~ 場所:石城地域づくり活動センター

(小森古墳に駐車場がないため、ここから古墳まで送迎します。また、雨天時は上記施設の大ホールで説明を実施します。)

小森古墳1、2号石槨

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