県指定 朝日文楽

更新日:2018年07月06日


よ み:あさひぶんらく

保存団体:朝日文楽保存会

所在地:三瓶町朝立

指定年月日:昭和39年3月27日/県指定替え:昭和52年1月11日


 

この文楽は、明治12年(1879)ころ朝立村(現西予市三瓶町)の井上伊助が手造りの人形で始めた人形芝居が源である。明治22年(1889)東宇和郡山田村平松六之丞座を購入して文楽熱が高まり、明治25年(1892)ころ師匠を招いて人形や浄瑠璃の技能習得に励む。明治40年(1907)吉村源之丞座(上浮穴郡柳井川村)及び釜の倉座(双岩村)を購入併合して「朝日座」となった。明治44年(1911)劇場朝日座を建築して保管及び公演の場とし、大正時代中期から維持伝承が青年団員に移譲され、大正時代末期の旧正月連続5日間の公演も満員の盛況であった。

昭和4年(1929)に「朝日文楽」と改名、昭和12年(1937)より主戦までやむなく中断したが、昭和21年(1946)に師を招いて青年団員が再興、淡路系から大阪文楽系に転化した。

昭和36年(1961)に朝日文楽保存会を設立、現在30名の会員が週1回の定期練習を積み、春の定期公演、合同公演等に活躍している。

(愛媛県教育委員会文化財保護課編1993『愛媛の文化財』愛媛県教育委員会より引用)

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