県指定 俵津文楽
よ み:たわらづぶんらく
所在地:西予市明浜町俵津大浦
保存団体:俵津文楽保存会
指定年月日:昭和39年3月27日県無形文化財/昭和52年1月11日県指定替え
俵津文楽の歴史は、嘉永5年(1852)俵津村大浦の伊井庄吾が大阪より人形数個を買い入れ、人形芝居を行ったことに始まる。明治3年(1870)大阪文楽の竹本常太夫(近藤浅吉、周桑郡出身)が、師染太夫の市で修業を中断して来村し、この文楽の前身「菅原座」を確立した。明治19年(1886)八幡浜「くぬぎ座」を買い入れ、さらに大正14年(1925)中村勗が淡路市村六之丞一座一式を譲り受けて「菅原座」は一段と充実した。昭和27年(1952)文化財指定申請にあたり地名をとって「俵津文楽」と改称した。
文楽継承に困難な時期も地元の熱意に支えられ、現在会員約30名の文楽保存会で継承管理され、3月末の定期公演、他地域保存会との合同公演等に活躍している。
(愛媛県教育委員会文化財保護課編1993『愛媛の文化財』愛媛県教育委員会より引用)
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更新日:2018年09月26日