県指定 絹本著色虎関師錬像_

更新日:2018年07月06日


よ み:けんぽんちゃくしょくこかんしれんぞう

所在地:愛媛県歴史文化博物館

所有者:常定寺

指定年月日:昭和40年4月2日


 

この画像は、縦113センチメートル、横55センチメートルの画幅で、画家は不明であるが、寺伝では兆殿司の筆によるもので室町時代初期の作品といわれている。

常定寺を創建した回塘禅師が虎関師錬国師に師事し、同寺開山(第1世)に請じたことに由来している。

虎関師錬、通称海蔵和尚(1278~1346)は、生前に国師号を受け、虎関師錬国師と称され、詩文に長じ、文は唐宋八家に比されていた。多数の著書があるが、中でも『元亨釈書』は有名である。

この画幅は、もともと回塘禅師像と一対をなすものと思われるが、本画幅は非常にすすけて、肉眼ではほとんど見分けがつかない。画賛の跡があるようだが判然としない。

(愛媛県教育委員会文化財保護課編1993『愛媛の文化財』愛媛県教育委員会より引用)

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