県指定 俵津文楽人形頭・衣裳道具一式

更新日:2018年07月06日


よ み:たわらづぶんらくにんぎょうかしら・いしょうどうぐいっしき

所在地:西予市明浜町俵津 俵津文楽会館

所有者:俵津文楽保存会

指定年月日:昭和34年3月31日/県指定替え:昭和52年1月11日


 

俵津文楽は嘉永5年(1852)に、当時の指導者伊井庄吾(船持)が、大阪より人形数点を買い入れて、浄瑠璃による人形芝居を若者に習わせたことに始まる。

その後も幾度にわたって人形、衣裳等を買い求めたが、特に明治19年、八幡浜釜倉の「くぬぎ座」の一切を買い受け、座名を氏神の天満神社にあやかり「菅原座」と名付け、町内外に広く公演を行ってきた。また、大正14年には淡路の市村六之丞家の別座一式を購入し、座の形を整えた。

現在所有の人形(かしら)101点には、天狗屋久吉、人形屋弁吉、大江巳之助、大江順、由良亀、松山の面光等の名人の作が多い。その他、動物頭16と千匹猿一組、引き幕、水引き、襖、見台、衣裳類、また雑品等も多数ある。

(西予市教育員会編2008『西予市の文化財』西予市教育委員会より引用)

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