記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財・県無形民俗文化財 窪野の八つ鹿踊り

更新日:2024年01月19日


よ み:くぼののやつしかおどり

所在地:愛媛県西予市城川町窪野

保護団体:窪野八つ鹿踊り保存会

指定年月日:昭和43年3月8日/県指定替え:昭和52年1月11日

選択年月日:昭和49年12月4日


 

窪野の八つ鹿踊りは、例年4月17日、三滝神社の大祭の日に社前に奉納されてきたものである。哀調を帯びた旋律とそれをきざむ小さな太鼓の音が谷間にこだまし、素朴だが優雅なおもむきが深い。踊りの概要は、大きくは道行き~庭入り~長唄~音頭の舞~むすびと流れて小一時間の舞となる。一匹の雌鹿をめぐっての雄鹿の争いがくり拡げられる。

この踊りの起こりは、仙台伊達政宗の長子秀宗の宇和島入封がきっかけとなり、この地域に伝わったと言うのが通説であるが、窪野地区ではそれより早い時期とする説もある。後にこの地の庄屋の矢野惣左衛門が、友を連れて仙台までおもむき、本場の踊りの師匠を連れ帰り、鹿笛、鹿唄、長唄、音頭唄、振りつけなど約半年かけて手ほどきを受け、現在の形になったと言い伝えられる。串屋地区の住民が中心となり保存伝承につとめているが、過疎と少子高齢化により、伝承保存に困難が生じている。
八つ鹿の 踊りは国の 文化財(城川かるた)
(西予市教育員会編2008『西予市の文化財』西予市教育委員会より引用)
 

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