記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財 城川遊子谷の神仏講の習俗

更新日:2024年01月19日


よ み:しろかわゆすだにのしんぶつこうのしゅうぞく

所在地:愛媛県西予市城川町遊子谷

保護団体:上川区

選択年月日:昭和56年12月24日


 

上川は戸数12戸の小地区である。地域に伝承されている神仏にかかわる年中行事を、天明4年(1784)以来守り続けている。上川には昔からたくさんのお講があり、組日待・お大師講・巡礼講・庚申講等々年間15回もあった。これらのお講を長く伝承するために、今では「神仏講」と改め、いろいろなお講の行事を一日で終わらせている。早朝から神仏の安置所を巡拝の後、集会所に集まり、神仏講のおつとめを始める。一同正座し、懺悔文・般若心経・坐り念仏・御詠歌・お大師さま・お地蔵さま・お庚申さま・ご先祖さまを拝み、最後にお伊勢踊りで部落の平安を祈り、厄年の人の厄除けを祈願してお講を終わる。この部落の集合行事は昭和56年の年末に記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財として選択され、上川の組中で受け継がれ守りつがれて大切に実施されている。

    念仏と お伊勢踊りを 絶やさずに(城川かるた)

(西予市教育員会編2008『西予市の文化財』西予市教育委員会より引用、一部改)

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