市指定 大塚源十郎五輪塔

更新日:2018年08月29日

大塚源十郎五輪塔 北から撮影

よ み:おおつかげんじゅうろうごりんとう

所在地:野村町中村

所有者:中村地区

指定年月日:昭和48年7月3日


 

塔高110センチメートル、花崗岩でできているこの塔は、中村の墓地内にあり、均整の整った姿、形から、中世期頃のものであろうといわれている。これは、紀の長門守安親(別名、越智安親または、大塚源十郎)か、その子、越智勘兵衛の供養塔であるといわれているが、確証はなく、とにかく人々は、この地域の開祖として供養し、俗称「世柱様」と称している。

なお、安親は、紀の実平の末孫備前守道安の三男で、元亀(1570~1573)の頃、若干25才にして「一ヶ森城」を築き、その名声をはせるとともに、白岩城、白石城、小振城を統括する武将でしたが、戦下混乱を極める天正の中期、土佐勢の進攻激しく、天正11年(1583)の正月、北川一族(大塚源十郎一族)は、開城し、(大日本史科、河野家譜、宇和旧紀、末寺記)白木城に避難して土着することになりますが、秀吉の四国平定後、一部の者は小振城下に帰り、土着したものといわれている。

この記事に関するお問い合わせ先

まなび推進課
愛媛県西予市宇和町卯之町三丁目434番地1
電話:0894-62-6415
ファックス番号:0894-62-1115

メールフォームによるお問い合わせ