市指定 五輪塔群(野村町西)

更新日:2018年08月30日

西の五輪塔群

よ み:ごりんとうぐん

所在地:野村町西

所有者:西地区

指定年月日:昭和48年7月3日


 

塔高60~110センチメートルのこれらの塔は、西部落の小西に3基と中西に1基、それに肱川町の森に七基で合計11基あり、そのうち小西の塔は、紀長門守安親一門に係る諸将の供養塔であろうといわれているが、中西の塔は、江戸時代初期(1600年頃)西の初代庄屋、西藤左右衛門の供養塔で、森の塔はその歴代庄屋の供養塔である。

安親一門に係る諸将は、南北朝が和解した当時、伊予の守護職を命ぜられた河野道義が、家臣を北ノ川領、猿ヶ嶽に送り、更に25名の一族が三滝城内に寄寓、小振、猿ヶ嶽、四分一の三域でそれぞれ政務に従事した人達である。

なお、天正末期(1588年頃)の政変までは、城代、地頭等の地位を保っていたようで、初代庄屋の藤左右衛門は、江戸時代初期の地頭で、この一族が、連綿としてこれら諸将の墓はもとより、歴代庄屋の墓所を守り伝えてきた。

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