市指定 申義堂

更新日:2019年06月21日

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よ み:しんぎどう

所在地:西予市宇和町卯之町     

所有者:西予市

指定年月日:昭和59年5月16日


 

明治2年(1869)1月18日、大師堂で塾を開き子弟を教えていた左氏珠山が、藩主伊達宗城の命により、宇和島藩校明倫館の教授として卯之町を去ることとなった。この時、子弟の清水篤候、清水武功、清水武蕃、土居通鋭、山本柔克ほか10余名は、師の左氏珠山を訪ね、「今後誰を師として学ばんか」と訴えた際、珠山は「自分の師である上甲振洋に()うてやろう」と言う。「そのような師を迎えるには、今までのような大師堂ではいけない、もっと立派な学舎を建てよう」と同志相謀(あいはか)り、私費を出し合って建てることにした。これに感激した(さと)(びと)、その役を助けて同年坪ヶ谷の地(現在の県立特別支援学校運動場中程)に建築し、藩はこの建物を郷校(ごうこう)とした。同5年(1872)11月、明治新政府の学制改革により、この建物を開明学校(初代校舎)として新たな近代教育が始まった。

申義堂は、木造平屋建て、屋根は切妻桟瓦葺きで、右手に玄関があり、その奧床の間付き10畳の座敷が教場に当てられた。座敷の隣には6畳2室と3畳の部屋などがあり、講師の住居として計画されたものと思われる。同16年(1883)坪ヶ谷から現在地に移され、新開明学校の校舎の一部として使用され今に至っている。

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