市指定 宇和町小学校講堂、宇和町小学校第1校舎、宇和町小学校第2校舎

更新日:2018年07月06日

uwamatisho

よ み:うわまちしょうがっこうこうどう、うわまちしょうがっこうだい1こうしゃ、うわまちしょうがっこうだい2こうしゃ

所在地:西予市宇和町卯之町二丁目

所有者:西予市

指定年月日:昭和62年3月27日


 

現在の宇和米博物館は、かつての宇和町小学校校舎群のうち、講堂、第1校舎、第2校舎の三棟を移築保存し活用したものである。

109mの長い廊下を持ち、雑巾がけレースなどで親しまれている第1校舎は、昭和3年(1928)に建築され、一間幅の土間と同じく一間幅の廊下の間には間柱がなく、そのスケール感は建築的に貴重なものである。

一方、一段上に移築された講堂と第2校舎については、それぞれ大正4年(1915)、同10年(1921)に坪ヶ谷に建築された。ただし、昭和の新校舎建築に際し講堂は昭和8年(1933)に、第2校舎も同11年にそれぞれ同所に移築使用されていたもの。それらが住民の熱意により昭和60年代の保存運動によって移築存続となった。

講堂の移築に際しては、屋根裏の大規模な木造トラス構造が見られるよう、新たに見学用収納階段も設けられた。第2校舎には、往時の宇和町小学校全体模型が展示され、当時これらを構想した清水伴三郎町長の確固たる教育への理念が想起される。

なお、講堂かたわらの大銀杏も、当初は坪ヶ谷に植樹されていたものが地元の想いによって再々移植され、その変遷史の生き証人となっている。

この記事に関するお問い合わせ先

まなび推進課
愛媛県西予市宇和町卯之町三丁目434番地1
電話:0894-62-6415
ファックス番号:0894-62-1115

メールフォームによるお問い合わせ