市指定 西林寺阿弥陀堂内厨子

更新日:2018年07月06日

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よ み:さいりんじあみだどうないずし

所在地:西予市宇和町郷内

所有者:西林寺

指定年月日:昭和62年6月11日


 

正面1 間、側面1 間で、正面側中央間に板戸の外開き戸が設置され、側面側は板壁である。内部に平安期の木造阿弥陀如来坐像を安置してある。上部には二重の入母屋屋根を取り付け、二軒の扇垂木である。柱上部に頭貫を取り付け、木鼻を見せる。正面上部には二手先の禅宗様詰組を二つ取り付けて、柱上部には二手先尾垂木付きの組み物を載せる。正面と側面共に虹梁に木鼻を取り付けている。屋根は二重で両方ともに二軒の扇垂木で全体的に禅宗様の様式をとっており、小さなものであるが、軒の出と高さはバランスの良い構成である。

建築年は調査資料や各部材の風化具合から江戸末期ごろのものと判断される。屋根面は特に仕上げはなく、スギ材を主体にして組み上げているため、時間的経過により釘止め部分に痛みが見られる。本堂の内部空間からも厨子に合わせた天井高さをとっており、後年の修繕も見られるが、全体的には当初の部材を多く残した修復がなされていることから、本堂と厨子は一体的なもので歴史的な価値は高いといえる。

本堂内部の軒反りの美しい二層屋根を持つ厨子で、形態や意匠及びスギ材の各部材は当初のものがよく残されている。

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