市指定 小森古墳

更新日:2018年08月29日

小森古墳近景 南西から撮影

よ み:こもりこふん

所在地:宇和町山田

所有者:西予市

指定年月日:昭和30年12月16日


 

古くから県内でも古い時期の古墳として知られていた古墳である。

宇和盆地に突き出た比高差約40mの低丘陵頂部(標高257.4m)につくられた古墳で、前方後円墳の可能性が高いと考えられている。松岡文一氏(愛媛大学工学部、愛媛考古学会初代会長)らによる過去の調査では、主軸方向が南北で、全長約61m、前方部長23m、高さ2.5m、後円部長30m、高さ4mをはかるとされ、電気探査で後円部内に石室が存在するとされている。しかし戦後、畑地として開墾され大幅な改変を受け、未発掘のため詳細は明らかにされていない。

墳丘上や周辺からは土器片が採集されており、宇和歴史民俗資料館や宇和考古センター、八幡浜市立図書館などに資料が保管されている。これらの資料を調査した結果、小森古墳は笠置峠古墳に後続する古墳で、古墳時代前期中相ころに位置づけられる(松村さを里2017「小森古墳出土の土師器について」『笠置峠古墳』西予市教育委員会、愛媛大学考古学研究室)。また樋口清之氏(國學院大學名誉教授)が少年時代に銅鏃を採集したとの記録もある(森本六爾1924「伊予出土の銅鏃」『考古学雑誌』14-6)。

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