市指定 三嶋神社のイブキビャクシン

更新日:2018年08月29日

イブキビャクシン 東から撮影

よ み:みしまじんじゃのいぶきびゃくしん

所在地:三瓶町蔵貫

所有者:三島神社

指定年月日:昭和38年4月16日


 

この木は、ハク(柏)とかビャクシン(柏槙)とか呼ばれているが、イブキビャクシン(伊吹柏槙)と呼ぶのが適当であろう。樹皮は赤褐色で裂け目が入り、葉には二つの型がある。雌雄異株で花は4月ごろ咲き、実は熟すると紫黒色になる。

三島神社のビャクシンは、根周り7m、目通り3.2m、高さ8.6m、枝張り南北9.9m、東西14mで、全体としての容姿は低く枝を張っている。元来この木は成長が遅く、このような巨木は極めて珍しい。大正のころ、専門家の調査では樹齢500年と確認されたようであり、国指定の宇和島市伊吹町八幡神社のものにも比肩しうるものである。

[由緒]三島神社の伝承行事として風除け祭り(毎年二百十日の7日前にこのビャクシンに風の神を迎え、作物を災害から守り、豊饒祈願する祭り)が行われ、降神の神木として、今日まで大切に敬い保存されてきたものである。またその昔は、浦人の船つなぎの木でもあったとの古老の話もある。

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