市指定 カツラギ(桂木)

更新日:2018年07月06日


よ み:かつらぎ

所在地:城川町野井川

所有者:個人

指定年月日:平成元年2月21日


 

林道桂木線入口より数百メートル、道路右手下にある砂防壁の下方にある。昭和30年頃伐採したという直径2mに近い2個の大株からそれぞれ5~6本のひこばえ(伐り株から出た芽立ち)が大きく育ち、現在大きいものでは直径2m、高さ20m近くある。

カツラはカツラ科に属し第三紀からの古い起源をもつ植物で、北海道から九州までの温帯低山の渓谷に多く自生する落葉高木である。大きいものは樹高30mに達するものもある。

雌雄異株、葉は3~7センチメートルの広卵形で、裏面は灰白色、葉脈は掌状で、ふちには波状の鋸葉があり対生、秋には黄葉して落ちる。樹皮は暗褐色で浅い割目ができて、縦に薄くはげる。花は葉の出る前に咲き、がくも花冠もない。幹は通直で材質は固く精密で建築・家具・彫刻材等として珍重される。

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