市指定 ニューサマーオレンジ

更新日:2018年07月06日


よ み:にゅーさまーおれんじ

所在地:三瓶町垣生

所有者:個人

指定年月日:平成4年7月1日


 

この果樹は、文政年間(1818~29)頃、日向国赤江町(現宮崎市)で発見された。三瓶町へは、大正3年(1914)頃、垣生(はぶ)河内円之(かわちえんの)(しん)によって導入されたといわれる。

日向夏・小夏などといわれているが、現在では、ニューサマーオレンジの名称が普通である。この名称で戦前から市場に出荷していたのは三瓶町以外に無いことから、三瓶町に由来するこの名は、来町した井上円了(1858~1919・東洋大学の創始者・妖怪博士として有名)が名付けたといわれる。

この果樹は導入当時植えられたもので、樹高7m、枝張面積122平方メートル中、3株群生している。所有者の手入れのよさ、立地条件などに恵まれて樹勢もある。

この他町内には、導入当時の樹木といわれるものが数株ある。三瓶町特産の柑橘である、ニューサマーオレンジの歴史を知る貴重なものである。

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