市指定 トゥファ

更新日:2018年07月06日


よ み:とぅふぁ

所在地:城川町古市

所有者:個人

指定年月日:平成18年4月21日


 

城川町古市の中津川地域の谷川に多く分布する石灰分の付着した小石や、川沿いにのぞいている木の根や落ちた小枝などが衆目を集めている。

これはトゥファ(TUFA)と呼ばれる炭酸塩堆積物であって、鍾乳洞の中に見られる鍾乳石や百枚皿、滝のように石が流れているように見えるフローストーン等と同類の物の一つと考えてよい。(きびしくは異なる要件がある)

最近までトゥファの存在はあまり知られておらず、10年前くらいから注目を浴びはじめている。中津川のトゥファは、その長さ380m、幅10mで日本最大級のものである。昔から中津川の水は石灰分が多く…と言われてきたが石灰岩のガレ場の下から湧き出た水が源流となっている。それが生物の光合成により水の内容バランスが変化し、石灰分の沈着等をうみ、川の周辺の雑木林や杉林の根っこ等を被い、更に谷あいの水の流れが畦状や滝状となり地表を薄く被っている。このような場所は全国的にも珍しく、大変貴重な場所と言われ、環境の保全が重要である。

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