市指定 花取り踊り(下相地区)
よ み:はなとりおどり
所在地:城川町魚成
保持団体:下相地区
指定年月日:昭和44年10月8日
昔、下相に悪病が流行し、おびただしい死者が出たという。このため部落では、お大師さまに願をかけ、毎年花とり踊りを踊って悪病が再び発生しないように祈ったことに始まるといわれている。城川ではかつては川津南、嘉喜尾、魚成、田穂にもあったという。
毎年8月21日お大師さまの縁日に行われていたが、現在は8月第3日曜日に奉納される。場所は下相八幡神社横にある大師堂の前庭である。大太刀、小太刀、大世話の踊り手がおり、太鼓と鉦、歌の担当を楽という。踊り場にはムシロを二列長く敷き、踊り手約20人がムシロの上に二列に並ぶ。背には五色の短冊をつけた笹竹(さや)を負い、揃いのハッピにわらじを履き鉢巻をしめ、飾りのついた大太刀・小太刀・鎌などを持ちかえて踊る。下相の花とり踊りの大きな特徴として、大世話という音頭取りの役目の踊り手の存在があることが指摘されている。
(参考:増田の花取踊調査報告書作成委員会編2017『増田の花取踊調査報告書』文化庁)
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更新日:2018年07月06日