市指定 野村四国八十八カ所

更新日:2019年08月21日


よ み:のむらしこくはちじゅうはちかしょ

所在地:野村町野村

保持団体:山本・上野地区

指定年月日:昭和51年2月25日


 

開基は今から139年前、ピッドルが浦賀へ来港した翌年、弘化4年(1847年)であるが、その後慶応4年(1868年)に仏像を追加奉納、更に明治年間に追加修理されて現在に至っている。

これは、村人たちが、「お四国参り」をした人々の話等を参考にしてつくったものと思われるが、当時は神仏一体の時代であったので寺の名前などに正確さを欠くものがある。しかしながら、仏像の協賛奉納範囲は広く、町内はもとより立間村や吉田村、遠くは西条や大阪があり、このことから当時の信仰の厚さ、人や物の交流、世情などをしのぶことができる。

第一番札所は、「慈眼堂」に始まり、道中は、山あり谷あり岩あり岩場あり、自然との調和に配慮した聖域に安置された石仏が諸人の願いを聞くにふさわしい素朴な表情で迎えていただく。結願の第八十八番は、白木ヶ城主の菩提寺、大泉寺である。

なお、ここの縁日は毎年、旧暦の3月・7月・11月の各21日に行われ、善男善女の参拝が絶えることがない。また、一般的には、「信仰と健康」「ふるさとへの道」として絶好の半日ハイキングコ-スになっている。

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