市指定 実盛送り

更新日:2018年07月06日


よ み:さねもりおくり

所在地:城川町田穂、魚成

保持団体:田穂、魚成地区

指定年月日:昭和57年3月26日


 

実盛送りの行事は、五穀豊穣、害虫退散を祈願する虫送りの行事で、江戸時代から全国の農村で長く伝承されてきた。

武蔵国長井庄斉藤別当実盛は木曽義仲を討つため出陣、討手の大将信濃国住人手塚太郎光盛と組み討ち、高刈の稲株に足を奪われ不覚の最期を遂げた。それが虫と化したと伝えられている。”すべて運か(ウンカ)死して稲作の守護神とならん”と誓ったと伝えられる。

人形は代々田穂で作られ、田休みの日にお寺(宝泉寺)で入魂の供養の後田穂の大池(出発点)へ移され、念仏供養の後川下へ向かって行列がはじまる。途中の茶堂で小休憩し、善男善女の参拝と胸の「さんや袋」に弁当(かしわ餅・赤飯など)を受ける。最後は今田の人々によって杉の瀬川原まで運ばれ、最後の供養の念仏が行われて解散する。

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