市指定 春日神社お船練り

更新日:2018年07月06日


よ み:かすがじんじゃおふねねり

所在地:明浜町狩浜門之脇

保持団体:狩浜門之脇地区

指定年月日:昭和57年5月1日


 

狩浜では、昔から春日神社の秋季大祭にお船練りが続いている。そのお船は前部と後部を組み合わせて1隻の船に仕立てるものである。お船は明治20年代に作られ漆塗りの見事なものである。

このお船は早朝御輿が出御して、中浜のお旅所へ着御になると、海上に用意された2隻の台船に移し、三味・太鼓に合わせてお船を背景に歌舞が演じられる。

次に海上渡御があると、お船を(かど)(わき)の岸に近づけここにも踊りが披露される。このお船練りに着用する袴や裃の警帑(けいど)は、慶応2年(1866)9月に新調されたものである。手入れがよく、今日まで引き継がれて着用されている。この他にもお祭りのお練関係の衣裳や道具には、いずれも古い歴史のあるものが数多く保存されている。現在は船に乗っての踊りは漁船が機械化され使用できないため陸で歌舞が演じられている。

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