市指定賀茂神社宵宮の潮垢離

よみ：かもじんじゃよいみやのしおごり

所在地：明浜町高山

保持団体：高山地区

指定年月日：昭和57年5月1日

賀茂神社の秋の大祭の宵宮に、三体の神輿舁きと警護達30数名の若者が、身を清める潮垢離の行事が、今に引き継がれて行われている。

現在は明浜支所前の埋め立て地の3ヶ所に、薪を高く積み上げて、夜空を焦がすばかりに明々と篝を焚き、全員裸になって海に飛び込んでは、篝火に体を温めてはまた海に入っては禊ぎをするのである。篝火が消えかかる頃、海に一昼夜つけていた牛鬼を引き揚げて、潮垢離行事を終えるというものである。

10月24日（現在は、10月の第4土曜の前夜に行っている）といえば、うすら寒い夜、篝火に写し出される裸の若者達が威勢よく海に飛び込むという、勇壮な夜の潮垢離行事が、古い昔から今に継承されている。

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