市指定 魚成新四国
よ み:うおなししんしこく
所在地:城川町魚成
保持団体:魚成総務区長
指定年月日:平成元年2月21日
顕手院を起点に龍澤寺を終点とするミニ四国八十八カ所の巡拝コースで、河野宇吉を願主とし近郷近在の信心家156名の人々により明治9年に開かれたものである。その一カ所一カ所には、本四国霊場各寺より奉請した土を納め、その寺の本尊仏と弘法大師の二仏が並べて安置されている。札所から札所への距離の遠近、或いは打ちもどり、また寺の場所等すべて本四国を模してつくられ、本四国で最も難所とする第60番石鎚山横峰寺の如きは、ここでも大きな岩山の上に設けられ、この前面の大岩の壁面には、石鎚大権現の鎖をたらし、なお結願の第八十八番大窪寺の後へ別に弘法大師の聖地高野山をしつらえるなど、これを開いた人達の行きとどいた配慮と苦労が偲ばれる。
新緑の旧3月21日と盛夏の旧7月21日を縁日とし、昭和50年には開山百年の記念祭が盛大におこなわれた。
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更新日:2018年07月06日