市指定 お伊勢踊り

更新日:2018年07月06日


よ み:おいせおどり

所在地:三瓶町二及

保持団体:二及地区

指定年月日:平成6年11月1日


 

伊勢踊りは、文永11年(1274)、弘安4年(1281)の二度にわたり、いわゆる元寇のとき大風が吹いて敵船ことごとく転覆壊滅したのであるが、この風を伊勢の神風といった。

この神風をたたえた歌詞を謡い神前で踊ったのが伊勢踊りの起こりで、諸方から集まる参詣人によって広く分布していった。本県へは、江戸時代初期に阿波、土佐を経て南予に入ったといわれ、宇和島藩が村々に神明社を建立させて奨励した結果、南予一円に広がった。

もともと旧暦の2月入りに、地域の無病息災や家々の繁盛を祈願するものに、日清・日露戦争以来、戦勝祈願、武運長久も加わった。また、大病の手術の折など、親族などが踊って平癒を祈った。太平洋戦争後、町内各地の伊勢踊りが衰退したのであるが、この二及地区の伊勢踊りは、地域住民の協力支援のもと、往時のものが保存伝承されているのである。

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