市指定 揚神楽

更新日:2018年07月06日


よ み:あげかぐら

所在地:三瓶町朝立

保持団体:揚神楽保存会

指定年月日:平成10年7月1日


 

揚神楽は、大正10年(1921)八幡浜高野地地区の上甲太市の指導を受けて練習し、翌大正11年4月の春祭に客神社で神楽を奉納したのが最初である。

その名は朝立神楽といわれ、春祭・秋祭の度に奉納していた。第二次世界大戦のため、地区の若者が戦争のため召集され、他地区の神楽を招いて奉納していた。

昭和51年(1976)当時の区長土居優の努力によって復活し、その名も揚神楽保存会とし、往年、神楽に参加した経験者の片山重行、宮本国市、加藤秀雄、山本豊、宇都宮勝一等の指導によって、その年の秋祭に奉納することができた。以後、地区の祭だけでなく、各地に招かれ公演や奉納を行うなどの活動をしている。

当地の神楽は、すべて出雲系の神楽で八岐の大蛇など出雲系特有の演目がある。型が崩れやすいといわれる神楽を正しく保存し伝承に努めている。

また、神楽に使われる道具一式(鬼の面・翁・媼の面等)町内皆江の故村田惣松の作といわれ、有形文化財としての価値がある。

この記事に関するお問い合わせ先

まなび推進課
愛媛県西予市宇和町卯之町三丁目434番地1
電話:0894-62-6415
ファックス番号:0894-62-1115

メールフォームによるお問い合わせ