市指定 皆江地区盆踊り歌舞伎くずし

更新日:2018年07月06日


よ み:みなえちくぼんおどりかぶきくずし

所在地:三瓶町皆江

保持団体:皆江区長

指定年月日:平成12年12月14日


 

皆江地区の盆踊りの由来については、万延元年(1860)頃、川之石(現八幡浜市保内)より移住してきた谷本千代松が伝えたといわれる。また、隣接する明浜町渡江の影響も受けているようである。旧暦の盆の7月15日の夜に行われていたが、現在は月遅れの8月15日の夜、地区の広場で行われている。地区で前年亡くなった者の遺影や位牌を背負って踊る姿も見られ、先祖の霊を供養するという盆踊り本来の形を保っている。歌舞伎くずしは、忠臣蔵・八百屋お七など、よく知られた演目を口説きの文句にして踊っている。それらの衣装も保存されている。皆江扇子踊りについては、地区の庄屋であった菊池氏の先祖が作り出したといわれ、この踊りを完全に踊れるのは数名であるが、伝承のため有志が努力している。口説きや太鼓打ちについて、若い世代の者の育成がなされている。各地で盆踊りなど衰退していく中で、地区住民の協力によって保存継承がなされている。

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