市指定 青石経塚

更新日:2018年07月06日


よ み:あおいしきょうづか

所在地:明浜町俵津

所有者:個人

指定年月日:昭和57年5月1日


 

新田を見下ろす高台の墓地に清家春延の五輪塔がある。それより少し下手の「山の下」という見晴らしのよい高台に、青石(緑色片岩)を積み上げた経塚がある。石の1枚1枚に経文を細かな字で書いて積み上げられたものである。中央正面に小さな祠を置き、中に宝珠を両手に抱いた石仏が安置されていて、安永8年(1779)11月14日と建立年が刻まれている。

この地区の人は、この経塚を「法華経様」と呼び、年中供養が絶えない。伝わっている話では、昔1人の行者が西宇和方面よりこの石を背負って来ては、何年もかけて積み上げたものということである。また、この地に古い寺があったといわれ、前に流れる川を「地蔵川」と呼んでいるのは、その古い寺に関係があるということである。

経塚の周りには、中世の五輪塔が数基残っている。

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